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オリンパス、映像事業と医療事業の本社統合を検討

 オリンパス株式会社は4月25日、デジタルカメラなど映像事業を含むグループ再編の検討を開始すると発表した。

 オリンパス株式会社、オリンパスメディカルシステムズ株式会社、オリンパスイメージング株式会社の3社を2015年4月に統合する検討に入る。統合後の具体的な組織構造などは今後詰める。

 統合により、本社機能の強化、組織間の機能重複の解消および経営資源の効率性改善などを図り、コスト競争力強化を狙う。

 ただし、統合実施の有無も含めて現時点で決定した事項はない。具体的な金額なども未定。

 オリンパスは2004年10月に、主力事業である医療事業と映像事業をそれぞれオリンパスメディカルシステムズとオリンパスイメージングに分社化した。

 分社化後は、事業特性に応じた施策展開により医療事業を中心に事業を拡大したが、このたび経営資源を最大に活用するため再編の検討を決めた。

(本誌:武石修)