【CP+】ハクバ、こだわりの新カメラバッグ「GW-PRO」を参考出品


 ハクバはCP+2012において、プロ・ハイアマチュア向けのカメラバッグ「GW-PRO」シリーズを参考出品した。ショルダーバッグ、バックパック、カメラホルスターの3製品。

ハクバブース

 ハクバが長年カメラバッグ作りで培った経験と技術に加え、斬新なアイデアを投入したという新フラッグシップブランド。従来のゴッドウィンシリーズの流れを汲みつつ、最新のアイデアを盛り込んだという。発売時期は未定。

 ショルダーバッグは、風景撮影での使い勝手を想定。トラディショナルなフォルムながら13インチのノートパソコンに対応する。一眼レフボディとノートパソコンの収納スペースについて、それぞれの配置を工夫し、最小の奥行きとなるようデザインされている。

GW-PROショルダーバッグ内部。13型ノートパソコンとデジタル一眼レフカメラを効率よく収納できる
ハンドルはマグネットで素早く留められる底面にはゴムボートと同じ耐水性と耐久性に優れた素材を採用。脚部が平行に4カ所あるのも珍しい
上部フラップには航空券などを出し入れするためのポケットを用意両サイドにはサブハンドルも。旅客機のラゲッジスペースを利用する際役立つという

 また、底面にはゴムボートで使用される防水・耐摩耗性に優れたハイパロンを使用。側面にサブハンドルを設けることとで、航空機や電車の上部荷物入れに収納しやすくするなどの工夫が盛り込まれている。

 本体上部に三脚を固定可能。対角線上にセットできるため、バランスよく取り付けられるという。

 その他、ハンドルはマグネットでまとめることが可能だったり、航空券を折らずに収納できる上部ポケットなど、ユニークな機構を採用している。

 価格は3万3,600円。近日発売予定。

 バックパックは山行時の疲労軽減と速写性を追求したという。価格は2万5,000円程度を予定。

GW-PROバックパックレンズを装着したデジタル一眼レフカメラを上部から出し入れ可能
気室全体には背面からアクセスできる底部に小窓を装備。小物を取り出せる

 機材へのアクセスは3カ所から可能。上部からはレンズをう装着したデジタル一眼レフを素早く取り出せる。全体を開ける場合は背面から。バックパックを置いて機材を取り出す際、体に触れる面を汚すことがない。加えて背面下部に小窓を設けることで、バックパック底部に入れた小物だけを素早く取り出せるという。

 GW-PROカメラホルスターは、レンズを装着したデジタル一眼レフカメラを包み、体に装着するアイテム。価格は6,000円前後を想定しているという。

GW-PROカメラホルスターの使用例。左手でストッパーを外しながら、グリップを持った右手でカメラを引き抜く
レンズを支える部分はアジャスタブル。さまざまなレンズ径に対応するチェストとウエストの両方での使用を想定

 レンズ保護パッド部は直径を替えることが可能で、様々なレンズに対応する。またレンズ先端を貫通させるデザインのため、望遠レンズのような全長の長いレンズでも使用できる。

 チェストバックスタイルをとれば、登山や自転車の際にもホルスターが安定して動かないとう。ウエストバックスタイルにすることも可能で、その場合はショルダーバックの補助として使える。

 ロープロブランドでは、バックパックのフリップサイド500AWが米国でもまだ発表されていない最新の製品となる。フリップサイドシリーズ最大の製品で、5月下旬発売予定。価格は3万5,700円。

フリップサイド500AWバックパックを下ろすことなく機材の出し入れが可能

 他のフリップサイドシリーズと同様、バックパックの背面から気室内の機材にアクセス可能。ウエストベルトを締めることで、バックパックを前に回し、下ろすことなくそのまま機材を取り出せる。

 同じくロープロのDSLRビデオパック205AWは、ノートパソコン対応のバックパック。価格は2万4,500円ですでに発売済み。

DSLRビデオパック205AW横から機材を取り出せる
ノートパソコン収納部を装備

 ワンショルダータイプのように横から機材にアクセスできるバックパック。ロープロ製品の中でも比較的シンプルで黒一色にこだわったデザインを採用する。ケーブル類のとりまとめを意識したデザインのポーチが付属する。

 キャリーケースタイプのプロローラーも新製品。プロローラーライト150AWおよびプロローラーライト250AWは、その名の通り、既存のプロローラーより小型の製品。旅客機の機内持ち込みを意識したサイズという。

 価格はプロローラライト150AWが6万2,000円、プロローラーライト250AWが7万3,500円。いずれも発売済み。

左からプロローラライト150AW、プロローラーライト250AWプロローラーライト250AWの内部。既存のプロローラーのような入れ子構造のサブバックは省略されている

 その他、ハクバの製品として、スウィフトというショルダーバッグおよびズームバッグが参考出品されている。ショルダーバッグはかつてのルフトランドステリオの流れを汲む製品で、同様にがま口タイプのフレーム入り開口部を採用する。黒一色のシンプルなデザインとなった。

 ショルダーバッグ、ズームバックともにLとMをラインナップする。

スウィフトショルダーバッグM開けやすくて広いがま口タイプの開口部を採用

 また、デジタル一眼レフカメラなどの液晶モニターにあてがって使う「液晶モニタールーペ3×」も参考出品。首かけ用のひもを利用し、カメラに固定して使うこともできる。価格は5,408円。

液晶モニタールーペ3×の使用例

【2012年2月11日】ロープロ製品の一部の発売時期について、「3月下旬」から「発売済み」に訂正しました。



(本誌:折本幸治)

2012/2/11 00:08