オリンパスプラザ東京、中野晴生写真展「Paris =若き日の望楼=」


 オリンパスプラザ東京は、中野晴生写真展「Paris =若き日の望楼=」を8月25日から開催する。

パリには、2年間住んだ経験があります。
20歳の時、世界放浪の旅に出て東アフリカからトルコに入ってヨーロッパを横切りパリに着きました。
パリでは、アフリカのように草原をジープで走り回るのではなく、路地をひたすら歩く毎日でした。まずアフリカの光との違いに驚かされ、不思議な街の生活が始まりました。
アフリカでは太い光の束が真っ直ぐに届きますが、パリでは、いくつもの光が交錯し、微妙な加減でひとつになる。
時には、小さな光がパラパラと落ちてくる。
そうした光たちを拾って歩いて、カメラに収めた2年間の記録です。

今回、トライXで撮影したフイルムをひきだしの奥から取出し、デジタルに直しプリントいたしました。そのなかには、40年前ひたすらパリの街を歩いているわたしがいて、愛おしいパリがありました。見直したとき、わたしのすべての原点がここにあると確信しております。ご高覧の程、宜しくお願いいたします。

出展作品数:モノクロ 約30点(写真展情報より)

  • 名称:中野晴生写真展「Paris =若き日の望楼=」
  • 会場:オリンパスプラザ東京
  • 住所:東京都千代田区神田小川町1-3-1 NBF小川町ビル1F・2F
  • 会期:2011年8月25日〜2011年8月31日
  • 時間:10時〜18時(最終日15時まで)
  • 休館:日曜・祝日

(本誌:折本幸治)

2011/8/5 00:00