富士フイルム、写真印画紙を8月から値上げ


 富士フイルム株式会社は24日、写真印画紙の価格改定をワールドワイドで行なうと発表した。8月出荷以降に実施する。

 アマチュア用途(一般向け)については0.20ドル/平方m(16円相当)、プロ用途(スタジオ・写真館向け)を0.25ドル/平方m(20円相当)の値上げを予定している。

 これまでにも同社は、フォトイメージング事業の安定的な存続を図るため、構造改革の実施やコスト吸収に努めてきたという。しかし、2010年秋以降の銀を中心とする原材料コストの上昇を受け、2010年12月に写真印画紙の価格改定を実施。その後も銀価格の急激かつ大幅な高騰はやまず、史上最高値の水準に達したことから、今回の価格改定に踏み切ったとしている。



(本誌:折本幸治)

2011/6/24 16:06