Red Giant、EOSムービー変換ソフト「Magic Bullet Grinder」をProRes HQ/LTに対応


 フラッシュバックは、EOSムービーの動画ファイルをアップルProResフォーマットに変換するRed Giantのソフト「Magic Bullet Grinder 1.5」(マジックブリット グラインダー1.5、英語版)を13日に発売した。ダウンロード版のみの提供で、価格は5,250円。対応OSはMac OS X 10.5.8および10.6.3以降。

Magic Bullet Grinder 1.5

 キヤノン製デジタル一眼レフカメラで撮影した動画ファイルをアップルの動画編集ソフト「Final Cut Pro」の編集用コーデックProResフォーマットに変換するソフト。

 新バージョンでは、対応出力ファイルにProRes HQ、ProRes LTを追加した。従来からの、Original+Timecode、ProRes 4444、 ProRes Standard、ProRes Proxy、PhotoJPEG Max Quality、PhotoJPEG High Qualityも利用できる。加えてプロキシフォーマットでは、720p、Half HD、Third HD、Quarter HDに加えて1080pが利用可能になった。

 出力フレームレートには24pおよび25pを追加。30pと60pのファイルを高品質なスローモーションに変換できるという。連番を付加可能なファイル名カスタマイズ機能も備えた。

 タイムコードは、連続タイムコード(Continuous)、リセットタイムコード(Reset)または、.thmファイルによるExifカメラメタデータのTime of Dayタイムコードから選択できるようになった。

 Magic Bullet Grinderは、8コアのMacを使用した場合にバッチ処理で最大8ファイルを同時に変換可能。キヤノンが提供しているプラグインソフト「EOS MOVIE Plugin-E1 for Final Cut Pro」よりも高速に変換できるとする。Magic Bullet Grinderはプラグインソフトではなくスタンドアローンソフトのため、Final Cut Proでの作業と変換を並行して行なえる。




(本誌:武石修)

2011/6/13 13:39