キヤノン、「EOS MOVIE Plugin-E1 for Final Cut Pro」の最新版を4月下旬に公開


 キヤノンは8日、アップルの動画編集ソフト「Final Cut Pro」用のプラグイン「EOS MOVIE Plugin-E1 for Final Cut Pro」の最新版を4月下旬に公開すると発表した。無償でダウンロードできる。バージョン番号は1.2。対応OSはMac OS X 10.6.4以降。対応するFinal Cut Proのバージョンは6.0.6および7.0.2以降。

EOS MOVIE Plugin-E1 for Final Cut Pro(画面はVer.1.1。InterBEE 2010のキヤノンブースより)

 更新することで、任意のフォルダからEOSムービーファイルを取り込めるようになった。従来通りDCIMのフォルダ構造から取り込むことも可能。

 加えて「EOS-1D Mark IV」、「EOS 5D Mark II」(ファームウェアVer.2.0以降)、「EOS 7D」において.THMファイルが無くても.MOVファイルのみを取り込めるようにした。なお.THMファイルがない場合、絞り、シャッター速度、感度、レンズ名などのメタデータは表示できない。

 EOS MOVIE Plugin-E1 for Final Cut Proは、EOS DIGITALで撮影した動画(EOSムービー)をFinal Cut Proに読み込み、「切り出しと転送」機能で必要なカット部分だけを切り出せるプラグイン。EOSムービーファイルを、編集用中間フォーマットのProResコーデックに変換し、変換後のファイルにはタイムコードやリールネームを付加できる。




(本誌:武石修)

2011/4/8 20:08