エプソン、エプソントヨコムの水晶デバイス事業を承継


 セイコーエプソン株式会社は25日、エプソントヨコム株式会社の水晶デバイス事業を吸収分割により承継することを決議したと発表した。

 エプソントヨコムは、セイコーエプソンと水晶事業大手の東洋通信機が業務資本提携の上、2005年に両社の統合で始まった企業。セイコーエプソンの100%子会社。本店所在地は東京都日野市。2006年にはセイコーエプソンより光学ローパスフィルターなどの光学事業を譲り受けている。デジタルカメラ用の手ブレ補正ユニット用ジャイロセンサーでも知られる。

 エプソントヨコムが吸収分割会社、セイコーエプソンが吸収分割承継会社。セイコーエプソンは、2010年10月にマイクロデバイス事業本部を新設している。今回の分割により、マイクロデバイス事業における機能強化や意思決定の迅速化を図るとしている。

 資本金の増減や連結業績予想の修正はない。



(本誌:折本幸治)

2011/5/25 16:19