ニコン、「D3100」のノイズ低減処理などを変更
ニコンは25日、デジタル一眼レフカメラ「D3100」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号はファームウェアA、Bともに1.0.1。
D3100 |
更新内容は以下の通り。
- ライブビュー撮影または動画撮影を長時間行なったあとに高感度で静止画撮影すると、撮影した画像の下部がマゼンタ色になる現象を軽減
- ライブビュー撮影で連写したあと画像を再生すると、まれに正常に画像が再生されないことがある現象を修正
- ライブビュー撮影時の [AF エリアモード] が [ターゲット追尾 AF] のときに、追尾したい被写体を決めたあとにオートフォーカス動作を行なうと、まれにフォーカスポイントがずれてしまうことがある現象を修正
- 画像編集した画像をカレンダー表示モードで再生すると、撮影日ではなく編集した日で再生される現象を修正
- 画像合成を行なった RAW画像に対して、Capture NX 2またはViewNX 2にてホワイトバランス微調整を行なうと、画像がマゼンタ色になる現象を修正
- カメラ内部の温度が高く、ライブビュー撮影を開始できない際に表示される警告メッセージを一部変更
また、[撮影メニュー] にある [ノイズ低減] を [する] に設定したときの動作を次のように変更した。
- すべての ISO感度でノイズ低減処理を行う。ISO感度を高くして撮影する場合に、特に効果的
- シャッタースピードが約8秒より低速の場合、カメラ内部の温度が高い状態でISO感度が高い場合のいずれかに当てはまる場合は、撮影直後にノイズ低減処理を行なうようにした。ノイズ低減処理中は、ファインダー内に『Job nr』が点滅し、この表示が消えるまで次の撮影はできない(ノイズ低減処理には、シャッタースピードと同等の時間がかる)
- [撮影メニュー] にある [ノイズ低減] のヘルプ文章を一部変更
D3100は、有効1,420万画素のCMOSセンサー(DXフォーマット)を採用するデジタル一眼レフカメラ。1,920×1,080ピクセル/24fpsのフルHD動画記録に対応する。最高感度はISO12800(拡張設定)。発売は2010年9月。ボディのみの実勢価格は5万4,600円前後。
2011/1/25 18:50