ニコン、FX対応高倍率ズームレンズ「AF-S NIKKOR 28-300mm F3.5-5.6 G ED VR」

~「D700」とのレンズキットも

 ニコンは、FXフォーマット対応の高倍率ズームレンズ「AF-S NIKKOR 28-300mm F3.5-5.6 G ED VR」を9月2日に発売する。価格は12万6,000円。

 また同日、デジタル一眼レフカメラ「D700」とAF-S NIKKOR 28-300mm F3.5-5.6 G ED VRをセットにした「D700 28-300 VR レンズキット」も発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は35万円前後の見込み。

AF-S NIKKOR 28-300mm F3.5-5.6 G ED VRD700に装着したところ

 35mm判のイメージサークルに対応するニコンFXフォーマット用の高倍率ズームレンズ。現行のFXフォーマット用交換レンズとしては最も高いズーム倍率となる。

 広角から望遠まで幅広い画角での撮影を可能としつつも、手軽に持ち運べるサイズと軽さを実現したとしている。APS-Cサイズ相当のイメージサークルを持つDXフォーマットのボディで使用した場合は、約42-450mm相当の画角が得られる。フォーカシング時に全長の変化がないインナーフォーカスを採用するほか、鏡胴の自重落下を防ぐズームロック機構を備える。

 手ブレ補正機構は、約4段分の補正効果を謳う「VR II」を内蔵。ノーマルモードに加え、大きくゆっくり動くブレに対応したアクティブモードの切り替えが可能。

広角端時望遠端までズームさせたところ
同日発表のD3100にAF-S NIKKOR 28-300mm F3.5-5.6 G ED VRを装着したところ望遠端までズームさせたところ

 レンズ構成はEDレンズ2枚、非球面レンズ3枚を含む14群19枚。AFモードはM/A(マニュアル優先オートフォーカス)とM(マニュアル)を装備。AF駆動用に超音波モーター「SWM」(Silent Wave Motor)を搭載する。

レンズ構成図
MTF曲線(広角端)MTF曲線(望遠端)

 最短撮影距離は0.5m、最大撮影倍率は0.32倍、9枚羽根の円形絞りを採用する。

 フィルター径は77mm。本体サイズは83×114.5mm。重量は約800g。花型フード「HB-50」、ソフトケース「CL-1120」などを同梱する。

HB-50CL-1120

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2010/8/19 13:00