ニコン、単3電池対応の15倍ズーム機「COOLPIX L110」

COOALPIX L110

　ニコンは、HD動画記録が可能な高倍率ズーム機「COOLPIX L110」を19日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万3,000円前後の見込み。

　2009年3月に発売した「COOLPIX L100」の後継機。焦点距離28～420mm相当の15倍ズームレンズを継承しつつ、720p（1,280×720ピクセル、30fps）のHD動画記録に対応。背面には動画撮影ボタンを新たに備え、液晶モニターも約23万ドットから約46万ドットに高精細化した。

　初心者向けのCOOLPIX Lシリーズの特徴である単3電池駆動を引き継ぐほか、イメージセンサーシフト式の手ブレ補正機構も引き続き備える。

　このほか、モーション検知やベストフェイス機能なども受け継いだ。

　撮像素子をCOOLPIX L100の1/2.33型有効1,000万画素から1/2.3型1,210万画素に変更。最大記録解像度は4,000×3,000ピクセル。感度はISO80～6400（ISO3200～6400では300万画素相当）。

　レンズの開放F値はF3.5～5.4。最短撮影距離は広角端で約50cm、望遠端で約1.5m。マクロモード時は約1cmの接写も可能となっている。

　動画の圧縮フォーマットはH.264。風切り音低減も利用できる。本体にHDMI端子も装備。

　記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。内蔵メモリーは約43MB。

　電源は単3電池×4。リチウム電池とアルカリ乾電池が使用できるほか、COOLPIX L100では発売後にファームウェアの更新で対応したニッケル水素充電池にも対応済み。CIPA準拠の撮影可能枚数は約270枚（アルカリ電池使用時）、約500枚（ニッケル水素充電池）、約840枚（リチウム電池使用時）。

　本体サイズは約108.9×78.1×74.3mm（幅×奥行き×高さ）。重量は約346g（本体のみ）、約406g（電池と記録メディアを含む）。