富士フイルム、HD動画対応のエントリーモデル2機種


 富士フイルムは、720pのHD動画が記録可能なエントリークラスのデジタルカメラ「FinePix JX200」と「同AX200」を20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、FinePix JX200が1万6,800円前後、同AX200が1万4,800円前後の見込み。


FinePix JX200

 2009年8月に発売した「FinePix J30」の後継機種。1,280×720ピクセル、30fpsのHD動画記録に対応したほか、28~140mmの5倍ズームレンズを採用。上位機種に搭載していた「ピクチャーサーチ」、「笑顔検出」、「目つぶり検出」も利用可能になった。

FinePix JX200(ブラック)FinePix JX200(シルバー)
背面

 このほか、「顔キレイナビ」、「SRオート」、PictBridgeといった機能も引き続き装備。手ブレ補正は電子式となる。

 撮像素子は有効1,220万画素の1/2.3型CCD。感度はISO100~3200。ISO3200では約300万画素相当で記録する。

 レンズは焦点距離28~140mm相当、F3.6~5.9の5倍ズームレンズ。FinePix J30の32~96mm相当から、広角側、望遠側ともに拡大した。最短撮影距離は広角端で約45cm、望遠端で約80cm。マクロモードでは約10cmの接写に対応している。

 液晶モニターは約23万ドットの2.7型。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。約24MBの内蔵メモリーも利用できる。電源はリチウムイオン充電池「NP-45A」。CIPA準拠の撮影可能枚数は約180枚。

 本体サイズは93×22.9×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約113g(バッテリー、メモリーカード含まず)、約130g(バッテリー、メモリーカード含む)。


FinePix AX200

 2009年8月発売の「A220」の後継にあたるモデル。A220同様、単3電池2本で駆動する。HD動画記録やピクチャーサーチなど多くの特徴をFinePix JX200と同じくするが、笑顔検出と目つぶり検出を省略した点が主な違いとなる。内蔵メモリーも9MBとなっている。

FinePix AX200背面

 撮像素子、レンズ、液晶モニターのスペックはFinePix JX200と共通。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。使用可能な電池はアルカリ乾電池とニッケル水素充電池。CIPA準拠の撮影可能枚数は約180枚(アルカリ乾電池使用時)。

 本体サイズは93×27.8×60.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約115g(バッテリー、メモリーカード含まず)、約163g(バッテリー、メモリーカード含む)。



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2010/2/2 14:47