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【CP+2025】「ニコンZ」でDタイプAFニッコールのAFが動作

一眼レフ用レンズを有効活用 焦点工房ブースで出展中

会場ではニコンZfでAF動作を試すことができた

CP+2025の焦点工房ブースでは、MonsterAdapterの新型マウントアダプター「LA-FZ1」が展示されていた。2025年夏の発売で、参考価格は5万9,000円。

ニコンFマウントレンズをニコンZマウントボディで使用するアダプター。AF駆動用モーターを内蔵しているためモーター非内蔵のAFニッコールレンズ(いわゆる”Dタイプニッコール”など)でAFが可能。

先行して2024年にリリースされた同様のニコンレンズをソニーEマウントボディでAF動作させる「LA-FE2」は、モーター非内蔵AFニッコールを対応ボディ以外でAFできるとあって大いに話題となった。

今回はそのニコンZ版。時代は違えど同じニコンのレンズとボディでAFができるとあって、実機を試す来場者が多く見られた。

試したところ本来の合焦速度と同じまでは行かないが、実用的に使えそうなスピードだった。

ファームウェアアップデート用のUSB Type-C端子もある

LA-FZ1と同様の機能を持ったアダプターは、今のところニコンからはリリースされておらず、対象レンズを持っているニコンZユーザーには朗報となった。

画面の広い範囲で像面位相差AFが使用可能という。また顔検出、瞳AF、ボディ内手ブレ補正機構にも対応しているとのこと。ただしモーター内蔵のAF-P、AF-S、AF-IニッコールでAFはできないようだ。

1981年生まれ。2006年からインプレスのニュースサイト「デジカメ Watch」の編集者として、カメラ・写真業界の取材や機材レビューの執筆などを行う。2018年からフリー。