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【CP+2025】キヤノン、フラッグシップ機でのスポーツ撮影体験を提供…最新「PowerShot V1」も

CP+2025のキヤノンブースは、「Photo Creation Zone」「Video Creation Zone」「3D Imaging Zone」と大きく3つのゾーンに分けて展開する。静止画や動画、そして3Dイメージングの分野まで広く手がけていることをアピールする。

注目は2月20日(木)に発表された新製品「PowerShot V1」だ。主にVlog向けに動画機能を充実させたレンズ一体型カメラだが、単独のハンズオンコーナーを用意しており、待機列が伸びている状況だ。

PowerShot V1。画像はクリエイターズラウンジに展示されているもの
多くの来場者によってPowerShot V1にも待機列がつくられた

毎年、“動きもの”の撮影体験に力を入れているキヤノン。今年はなんと会場内にバスケットコートを設営した。2024年に登場したフラッグシップミラーレスカメラ「EOS R1」と、同じくフルサイズ機の「EOS R5 Mark II」をここで試用できる。

両機ともにアクション優先機能を備えており、その中の「バスケ」撮影時の撮影性能について体感できる。

ブース内にバスケットコートが出現。選手の大きさに一番驚く
2024年に登場した「EOS R1」と「EOS R5 Mark II」。CP+で展示されるのは初
アクション優先機能は、「サッカー」「バレーボール」「バスケ」の3種目から設定可能
それぞれの種目で特定のアクションをカメラが認識するため、撮影者はフレーミングに集中できる

インクジェットプリンターにも新製品が登場する。プロ・ハイアマチュア向けに展開する「PRO LINE」シリーズのモデルで、「imagePROGRAF PRO-G2」と「PIXUS PRO-S1 Mark II」がそれだ。

10色顔料インクを採用するPRO-G2は、そのインクを従来モデルより刷新。マゼンタの色域を拡大したことでより鮮やかな発色が可能になったほか、インクの中にワックスを添加して傷がつきにくくなったなどの特徴を持つ。

imagePROGRAF PRO-G2

PIXUS PRO-S1 Mark IIは8色染料インクを採用するモデルで、従来モデルから主に通信機能が改善した。

なお「フォトプリント体験ブース」では、自身が持ち込んだ撮影データのプリント体験も実施。前出のPRO LINEプリンターのほか、SELPHYシリーズのミニフォトプリンターなどもラインアップする。CP+のキヤノンブースでは定番企画となっているが、プロ向けモデルを試用できる貴重な機会となるため、毎回長い列を作っている。

PIXUS PRO-S1 Mark II
クリエイターズラウンジは、主に動画クリエイターに向けたコミュニケーションスペースとなっている
クリエイターズラウンジの展示機の様子
“「1」の系譜”を展示するコーナーも。歴代の「1」を冠したモデルがずらりと並ぶのはとても貴重な機会なのだそう
超望遠レンズの体験コーナー
3D Imaging Zoneでは、MR(複合現実)システムなどが体験できる
本誌:宮本義朗