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ソニー「α9 III」が2024年度グッドデザイン金賞を受賞

α9 III

ソニーグループ株式会社は10月16日(木)、ミラーレスカメラ「α9 III」が2024年度グッドデザイン賞で、「グッドデザイン金賞」を受賞したと発表した。

「グッドデザイン金賞」は、エントリーした5,773件の審査対処から選ばれた1,579件の「グッドデザイン賞」のうち、特に優れた100件に贈られる。

今年度の金賞に選ばれた製品のうち、コンシューマーイメージング製品は「α9 III」だけだった。

審査員は「α9 III」についてのコメントで、シャッターボタンやダイヤルをはじめ、スイッチのストロークにまでに施された決定的瞬間を撮るための工夫に触れている。

審査委員のコメント:
グローバルシャッターという新しい技術に驚かされる。決定的瞬間を捉えた写真は図像のどこかが歪んでいるもので、それこそが速さの表現だったのかもしれないが、その歪みがなくなるとのこと。おそらくこの製品以降は決定的瞬間の写真の概念が変わることになるのだろう。それだけではなくグリップを始め、シャッターやダイヤル、おそらくはスイッチのストロークまで、カメラボディの随所に散りばめられた決定的な瞬間を撮るための工夫がさまざまに感じられる。

ソニーグループポータル

「α9 III」は、ソニーが1月26日(金)に発売したミラーレスカメラ。フルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラで世界初となるグローバルシャッター方式を採用し、全速でのストロボ同調を実現したほか、静止画・動画撮影時のローリングシャッター歪みを克服。連写性能は最高約120コマ/秒。実勢価格は92万円前後。

本誌:折本幸治