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【CP+2024】ZACUTOのスマホ用ファインダー、簡単にアナモルフィック撮影ができるシネレンズのアダプターなど(動画アイテム編 その2)
2024年2月26日 12:41
簡単にアナモルフィック撮影ができるアダプター
ケンコー・トキナーのブースではSAMYANGの動画向けレンズ「V-AF」シリーズが展示されており新製品もあった。
V-AFシリーズは、ソニーEマウント用の35mmフルサイズ対応AFシネマレンズ。サイズやフィルター径が統一されており、リグやジンバル使用時でも使いやすくなっている。
今回、超広角の「V-AF 20mm T1.9 FE」が新モデルということで近日の発売がアナウンスされていた。価格は未定。フィルターは本品のみリアフィルターとなるが、レンズの外径は72.2mmと他のレンズと共通になっている。フォーカスリングの回転角が300度と広い。
加えて、「V-AF 1.7XアナモルフィックMFアダプター」も近日発売の新製品となる。価格は未定。
V-AFシリーズのフロントに装着することでアナモルフィックレンズとして使えるアダプター。フォーカスはMFになる。映画のような横長の映像を画質の劣化を少なく収録できる。広角レンズを使うよりも周辺の歪みが少ないのもメリットという。
アナモルフィックレンズの多くはフォーカス調整が2カ所になるが、本アダプターは電子接点でレンズ本体のフォーカスと連動できるため、アダプター側のフォーカス調整のみでよくなる。またバヨネットによる装着のため、レンズ交換が容易で水平の調整も不要という。
代理店が新しくなったZHIYUN
ケンコー・トキナーが2月にジンバルブランド「ZHIYUN」の日本総代理店となったことから、ブースにはさっそく同ブランドのアイテムが並べられた。
フルサイズミラーレスカメラにも対応するジンバルとしては「CRANE 4」が展示されていた。価格は9万9,000円。色温度が変えられるライトを内蔵しているのが特徴の一つ。
またコンボパッケージにはスリンググリップとアームレストが付属する。アームレストを使うと片手持ちでもローポジション撮影で負担が少なく、安定して撮影できる。
ZHIYUNはジンバルのイメージが強いが、今後はライティング製品も強化していくとのことだ。ブースにはいくつかのLEDライトも展示されていた。
その一つ「FIVERAY M20C」は20WのフルカラータイプLEDライトとなる。価格は2万4,850円。ZHIYUNのライトの特徴はサイズの割りに明るいことだそうで、冷却に関する独自技術などで実現しているという。
バーンドアやグリッドなども用意され、マグネットで簡単に取り付けられる。スマートフォンからのコントロールにも対応する。なお、バイカラータイプもラインナップする。
米国製のスマートフォン用ファインダー
銀一のブースでは動画関連アクセサリーをラインナップするZACUTOブランドの製品も並んでいた。なかでもスマートフォンの画面をそのままファインダーにする「スマートZファインダー ディレクターズリグキット Z-SM-DR」が目を惹いた。発売済みで価格は8万960円。
実際のキットにはハンドルも含まれており、手持ちでの動画撮影がしやすくできている。ZACUTOのファインダー製品は米国製ということもありやや高価だが、見やすいことで定評がある。