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【CP+2024】脚が自在に曲がる三脚、2ch録音対応のワイヤレスマイクなど(動画アイテム編 その1)
2024年2月26日 11:17
最近ではミラーレスカメラやスマートフォンの動画性能が向上しており、動画を撮影する人も増えているようだ。それを反映してか、CP+2024の会場では動画関連のアイテムも目立った。そこで、ここでは動画向けの三脚、雲台、マイクの新アイテムを紹介する。
カウンターバランス切替式の本格雲台
レオフォトジャパンのブースでは本格的な動画撮影に対応する雲台「FH-10」を展示していた。昨年のInterBEEで参考出展していた製品だが、3月に7万円台での発売が決まった。
カウンターバランスは8段階で設定できる。なお、カウンターバランスをOFFにできるポジションは搭載していない。パンとチルトのドラッグは0~3の4段階でそれぞれ設定可能。
水準器はライト内蔵で暗い場所でも使いやすくした。パン棒のグリップはラバーになっている。ボール径は75mm。
クイックシューはアルカスイス互換となっているが、マンフロットタイプも別にラインナップするそうだ。
ベルボンも動画雲台をリリース
ハクバ写真産業のブースではベルボンブランドの動画三脚2アイテムが参考展示されていた。積載重量4kgに対応する「FHD-73」と3kgに対応する「FHD-63」で、今春での発売を予定している。価格は未定。
いずれもオイルフリュード式の滑らかな動作になっていた。ともに望遠レンズでの使用に対応するとしている。カウンターバランスは固定式だが、フリクションが調整可能。
クイックシューは同社の「QB-F120」に対応し、スライド幅が85mmある。底面はハーフボールではなく、フラットベース。スライダーなどにも付けやすいためとしており、水平調整が必要な場合は別途レベラーを組み合わせて欲しいとのことだ。
動画撮影向きの小型三脚
SAEDAは新しく取り扱いを始めるGoocongの三脚を参考展示していた。夏までには発売するという。同ブランドは比較的小型のミラーレスカメラや、スマートフォンなどに向けた小型の三脚をラインナップしている。
特徴的なものとして動画雲台付きの「Model 04」はカメラが載るほか、ハンドルを開くとスマートフォンホルダーになるギミックがある三脚となっている。カメラ取り付け部はクイックシュー式。
価格は1万円を切る程度という低価格三脚で、雲台も本格的なものではないが、653gと軽量になっている。このブランドは日本の三脚ブランドにもOEM供給していたそうで、脚の伸縮もスムーズであるなど品質の高さもアピールしていた。
もう一つの面白そうな三脚は「Yoga pod」で、脚がアルミニウムワイヤーによって自在に曲がる。価格は5,000円程度を想定している。
同様の三脚ではゴリラポッドなどもあるが、そうしたタイプとはまた違った操作感になっている。脚をグリップのようにして動画撮影もでき、その際脚が持ちやすい印象だった。
2チャンネル対応の小型音声レコーダー
ヴィンチェロのブースでは、DEITYの新型音声レコーダー「PR-2」が参考展示されていた。春過ぎの発売を予定しており、価格は未定。
32bit froatにも対応したレコーダーで、ピンマイクの音を本体のmicroSDカードに記録する。同様のアイテムはほかにもあるが、本機はマイクの2チャンネル(ステレオ)記録に対応している点が特徴となっている。
本体上部のスイッチを切り換えるとOUT側のジャックも入力になり、マイクを2本接続できるようになる。
録音開始などのコントロールはアプリからも可能。アプリではレベルメーターが表示されるので、録音されていることが随時確認できるようになっている。また、アプリと連携することでタイムコードの同期も可能となる。