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スマホから写真集が出版可能に…個人向けPOD出版支援サービス「ネクパブ・オーサーズプレス」の一部機能がスマホに対応

株式会社PUBFUNが運営する個人向けPOD出版支援サービス「ネクパブ・オーサーズプレス」の一部機能が、6月22日よりスマートフォンに対応した。スマートフォンで撮りためた写真を、そのままAmazon PODで写真集として販売できるようになる。

ネクパブ・オーサーズプレス(以下、ネクパブ)は、出版社を介さない“個人での出版”を支援するサービス。ユーザー自身がPC上でレイアウトを組み、原稿PDFファイルを規定に沿って制作して登録することで、オリジナルの紙の本や電子書籍をAmazonで出版できるというもの。書籍サイズやページ数、販売価格、発売日なども自由に設定できる。利用料は無料。

今回、スマートフォンに対応したのはネクパブの一機能として公開されている「パブフォト」と「パブピク」。これは、自由度が高いというメリットがある反面、PC操作に慣れていない人にとってハードルが高くなる可能性があるネクパブにおいて、操作を簡単にした“イージーモード”という位置づけで2022年11月にリリースされた機能。

「パブフォト」と「パブピク」では、掲載したい画像ファイル(当面はJPEGのみ)を順番に並べてアップロードすることで、1ページあたり1枚の画像が掲載された本としてAmazonで販売できる。これまで、同機能はシステム上PCを介する必要があったが、これがスマートフォン操作に対応したことにより、端末のライブラリーから写真を選んで登録するだけで、オリジナルの写真集が出版できるようになった。

画像のアップロード画面

なお、Amazon PODは読者の注文に応じて1冊ずつ印刷して発送する仕組みとなっているため(紙の本の場合)、在庫不要で製作者による事前の費用負担がかからない点も特徴となっている。本が売れた時、自身で設定した販売価格から、印刷費とAmazonの販売手数料を引いた額が受け取れる。

本誌:宮本義朗