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光害カット&ソフトの効果を併せ持つ「スターエンハンサー」フィルター

星景写真の撮影に

株式会社サイトロンジャパンは、光害カットとソフトの効果を1枚で得られる星景写真撮影用フィルター「スターエンハンサー」を5月19日に発売する。

吸収タイプの光害カットフィルターの表面に、わずかなソフト効果が得られる特殊処理を施した星景写真撮影用フィルター。同社の新潟胎内工場にて製造されている。

ナトリウムランプなど、光害の影響が大きい都市部での星空撮影では、星空が光害の影響で明るくかぶる現象が生じる。そのため、光害の影響を抑えられる光害カット機能のある吸収タイプのフィルターが人気だという。

一方で、特に広角レンズを使用する際、輝星の点像が小さく目立たない場合には、ソフトフィルターを用いて、星を強調する表現方法が人気となっている。

こうした状況から、星空撮影では光害カットフィルターとソフトフィルターを併用するケースもある。

しかし、フィルターを重ねることで解像度が低下するほか、フィルター枠で四隅にケラれが生じるという問題もあった。そこで、2つの効果を1枚で得られる星景写真撮影用のフィルター「スターエンハンサー」を用意した。

吸収タイプのフィルターであるため、広角レンズ使用時にも画像の中心と周辺部での色ムラもほとんど生じないのが特徴。また、ソフト効果が極めて弱いので、地上の風景への影響が最小限に抑えられ、自然な表現が可能だとしている。

希望小売価格

  • スターエンハンサー 49mm:9,900円
  • スターエンハンサー 52mm:1万450円
  • スターエンハンサー 55mm:1万1,330円
  • スターエンハンサー 58mm:1万1,550円
  • スターエンハンサー 62mm:1万2,650円
  • スターエンハンサー 67mm:1万3,750円
  • スターエンハンサー 72mm:1万4,300円
  • スターエンハンサー 77mm:1万4,850円
  • スターエンハンサー 82mm:1万5,400円

※価格表記は税込

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。