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Angelbirdが1TBの「CFexpress Type A」をリリース

対応カードリーダー、メディアケースも同時発表

株式会社銀座十字屋ディリゲント事業部は、Angelbird社のCFexpress Type Aカード「AV PRO CFexpress Type A | 1 TB」を4月27日に発売する。価格はオープン。市場想定価格は8万5,800円(税込)。

これまでCFexpress規格の製品として、Type Bのみを発売していたAngelbirdからType Aが登場した。動画での業務用途を見据え、いきなり1TBからのリリースとなる。

同時に、CFexpress Type Aに対応したカードリーダーとメディアケースも発売する。

AV PRO CFexpress Type A | 1 TB

CFexpress Type Aとして最大容量の1TBを実現した製品。ソニーのαおよびFXシリーズに焦点を絞って設計したという。特注のSiP(System in Package)回路で大容量化を果たした。

持続書込速度は650MB/秒。「α1」「α7 IV」「α7S III」「FX3」「FX6」などが求める条件に対応する。

安定した読み出し/書き込み速度を実現するStable Streamテクノロジーを採用。特注のSiP回路がチップの通信を高速化しつつ電力量を削減するという。カメラ側からの電力要求を抑えながら、高いパフォーマンスを実現するとしている。

耐湿、耐X線/防磁、耐衝撃、防塵の耐久性能を有するほか、動作温度は-10°C〜70°Cに対応。オーバーヒートからカードを保護する適応型温度管理機能も備えている。

また、カード表面にステッカーを貼り付けられていないため、カード発熱の際に発生する可能性がある、カメラ内にステッカーの一部が残る問題を防ぐという。

同時発表の「CFexpress Type A Card Reader」を利用することで、カードのファームウェアをアップデートすることが可能。

最大速度

読み出し:820MB/秒、 書き込み:730MB/秒

持続速度

読み出し:750MB/秒、書き込み650MB/秒

CFexpress Type A Card Reader

USB 3.2 Gen 2×2に対応するCFexpress Type Aカードリーダー。

カードリーダー本体のUSB-Cコネクタには、カードリーダーの筐体に収納される「Solid Connect」機構を採用。コネクタの破損と意図しないケーブルの挿抜を防ぐという。

本体後方に書き込み保護スイッチを搭載。ONにすることで、偶発的な消去や上書きなどを防ぐ効果が期待できる。

ドライブインターフェース

CFexpress Type A

ホストインターフェース

USB-C 3.2 Gen 2×2

外形寸法

95×12×65mm

重量

約120g

Media Tank CFexpress Type A

4月14日に発売された「Media Tank」のCFexpress Type A対応版。アルミ削り出のハードシェルタイプで、防滴、防塵、耐衝撃、耐静電気、耐X線の各性能を持つ。

最大4枚のCFexpress Type Aを収納可能。

意図せずケースが開くことを防ぐロック機構「Lock-Solid」を採用している。

外形寸法

95×70×22.5mm

重量

約123g

本誌:折本幸治