ニュース

Adobe Lightroom Classicに「AIを活用した新しいノイズ軽減」が追加

アドビは4月18日、「Lightroom Classic CC」の最新アップデートを公開した。AIによる新しいノイズ除去をはじめ、いくつかの新機能が追加された。

AIの技術を活用した新しいノイズ軽減

高ISO感度で撮影したノイズの多い画像に対するノイズ軽減。シャープおよびディテールを損なうことなく自動的に復元するという。現像モジュールのディテールパネルに「ノイズ軽減」という名称で実装された。

現在のところ、ベイヤーセンサーおよびX-Trans CMOSで生成したRAWデータにのみ適用可能。

なおこの機能は「Lightroom」デスクトップ版にも同日付で追加されている。

マスク機能のアップデート

マスクパネルの新機能としては、自動的に人物をマスクする機能が追加されている。顔ひげ、服などもきれいにマスクされるようになったという。

さらにマスク内のみを対象とした、トーンカーブ、テクスチャ、シャープといった調整も行える。

使用しているツールの視認性を向上

現在パラメーターを変更した項目について、目の形のアイコンがつくようになった。パラメーターごとではなくパネル単位で表示される場合もある(例:基本補正パネル)。

Photoshopでの編集ワークフローの機能向上

画像をライブラリモジュールからPhotoshopに渡す際、スマートオブジェクト、またはスマートオブジェクトレイヤーとしてPhotoshopに読み込めるようになった。

その他

新しいカメラとレンズのプロファイル追加、バグ修正などが盛り込まれている。

本誌:折本幸治