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富士フイルム、X-H2S/X-H2の最新ファームウェアを公開。Adobe Camera to Cloudにネイティブ対応

富士フイルムは4月13日、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-H2S」「FUJIFILM X-H2」、ファイルトランスミッター「FT-XH」の最新ファームウェアを公開した。

主な更新内容は2022年10月に予告されていたもので、アドビのクラウドファイルサービス「Adobe Camera to Cloud」に対応した。X-H2S/X-H2にFT-XHを装着してインターネット接続することで、Frame.ioのプラットフォームへ静止画や動画を直接アップロードできるようになる。これにより、撮影現場などでカメラから直接クラウドにデータ転送が可能になるなど、映像制作のワークフローを効率化できるとしている。

このほかX-H2SとX-H2は、特定条件下でフラッシュ撮影を行った際に、まれにフリーズする現象を修正した。特定条件とは、「フラッシュ発光:TTL発光」「顔検出:ONで複数人の顔を検出する」「露出補正:-2前後に調整する(ISO感度/絞り/シャッタースピードの設定で-2前後になるように調整する)」の3パターン。その他軽微な不具合の修正も含まれている。

またX-H2は、デジタルズームをONにした状態で動画撮影をしている際に、フォーカスレバーを操作するとまれにフリーズする現象も修正した。

本誌:宮本義朗