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1963年開館、銀座の「三愛ドリームセンター」が建て替えに。3月から解体

三愛ドリームセンター(2013年撮影)

株式会社リコーは2月1日、「三愛ドリームセンター」(東京都中央区銀座5-7-2)の建て替えを決定したと発表した。

竣工から60年が経過し、建物の老朽化が進んでいるためだという。解体工事の期間は2023年3月から約2年間。新しいビルは2027年の竣工を目指す。

銀座4丁目交差点に面する三愛ドリームセンターは、リコー創業者の市村清氏が、婦人服の三愛などを含めたリコー三愛グループのシンボルとして、1963年に開館。カメラ・写真関連では、フォトギャラリー「RING CUBE」「リコーイメージングスクエア銀座」(2008年〜2020年)でも知られる。

新しいビルの設計は小堀哲夫氏(小堀哲夫建築設計事務所)が担当。現在のビルのレガシーを継承しながら、環境に配慮した空間になることを目指すとしている。

解体前の建物の形状は、360度カメラ「RICOH THETA」や3次元画像処理などの同社技術を活用しながらデジタルアーカイブし、今後Webサイト上で公開する予定だという。

本誌:鈴木誠