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イルフォードモノクロ製品の販売総代理がジェットグラフに…デジタル・アナログ全体での取り扱いへ

ILFORD(イルフォード)ブランドにおけるアナログモノクロ製品の国内取り扱いが、サイバーグラフィックス株式会社からジェットグラフ株式会社へと移管される。これによりデジタル・アナログを問わず、イルフォード製品の国内販売はジェットグラフを通じて行われることになった。

1月6日にイルフォード・ジャパン株式会社およびジェットグラフ株式会社が発表した。代理店変更は3月6日を予定している。

写真業界向けのイルフォード製品を大きく分けると、デジタルインクジェット製品とアナログモノクロ製品の2つになる。今回そのうちのアナログモノクロ製品について、販売総代理店の変更が発表された。

イルフォードアナログモノクロ製品

・イルフォードモノクロフィルム
・イルフォードモノクロ印画紙
・イルフォードモノクロケミカル

イルフォードデジタルインクジェット製品

・高品質インクジェット用紙(ギャラリーシリーズ、オムニジェットシリーズ)
・プラチナプリント用ケミカル、和紙(プラチナクロームシリーズ)
・クリエイティブエマルジョン、フレーム他(ギャラリーソリューションシリーズ)

イルフォードアナログモノクロ製品は、Harman technology Ltd(ハーマンテクノロジー社)が生産を担当している。同社はILFORD Imaging Europe GmbH(イルフォード・イメージング・ヨーロッパ社)からライセンスを供与されており、今回の代理店統合の対象として、ハーマンテクノロジー社が取り扱うKentmere(ケントメア)ブランドのフィルムや印画紙、およびPATERSON(パターソン)ブランドの暗室用品も含まれている。

サイバーグラフィックスが販売総代理を務めていた近年のイルフォードアナログモノクロ製品だが、1970年〜2008年までは中外写真薬品(ジェットグラフの親会社)が販売総代理だった。

なおイルフォードブランドのフィルムカメラ、業務用カラー印画紙、ケミカル、昇華転写アルミパネルなども、引き続きジェットグラフが取り扱う。

本誌:折本幸治