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副業・趣味層の約半数が創作から収入を得ていると判明—アドビ調査

アドビ株式会社は、クリエイターエコノミーにおけるマネタイズに関する最新のデータと考察について、「Future of Creativity」調査で発表している。

同調査は、米国、英国、スペイン、フランス、ドイツ、オーストラリア、日本、韓国、ブラジルの主要9地域におけるクリエイティビティの変化を含め、クリエイターエコノミーに関する最も包括的な見解を提供するものとなる。

調査結果によると、クリエイティブな副業や趣味を追求する全世界のノンプロフェッショナルクリエイターの約半数(48%)が、創作活動から収入を得ていることが判明。

また、4分の3以上(77%)は、過去1年間にコンテンツの収益化を始めたばかりだが、収益化をおこなっている人の48%は、創作活動からの収益が月収の半分以上を占めると回答した。

このことから、日本でのノンプロフェッショナルクリエイターのエコノミーも今後急速に拡大していくことが予想される。

そこで同社は、オンライン人材マッチングプラットフォームを開発・運営する株式会社クラウドワークスと共同で、クリエイティブスキルを活用した自己実現の支援を目的とした「動画クリエイター輩出プロジェクト」を実施することになった。

なお、同社はこれまでも株式会社クラウドワークスと共同で、「動画×副業」をテーマにしたセミナーやAdobe Premiere Proを学ぶ講座の開講、ワーカーの副業体験談記事の公開などを通して、ノンプロフェッショナルクリエイターの支援を実施している。

加えて、株式会社クラウドワークスでは、2020年5月より、自分らしい働き方の実現を支援するオンラインの学び場「みんなのカレッジ」を提供。これまで国内外から4,000名以上が参加しているという。

今回のプロジェクトでは、株式会社クラウドワークスが運営する動画編集講座「みんなのカレッジ 動画クリエイターコース」を無料で開講し、Adobe Premiere Proを利用した動画制作のスキルが学べる内容だという。

動画クリエイター輩出プロジェクト

募集期間

11月17日(木)~12月6日(火)

プロジェクト期間

2023年1月~4月

支援内容

・クラウドワークスが運営する動画編集講座「みんなのカレッジ 動画クリエイターコース」の無料受講、教材提供、オンラインイベントへの参加(2023年1月12日~2月9日の4週間)
・クラウドワークススタッフによる動画制作案件の獲得サポート(動画クリエイターコース受講後随時4週間程度)
・アドビスタッフによる座談会の実施

費用

無料

募集人数

10名程度

条件

・動画編集未経験者の歓迎
・Adobe Premiere Proを活用して動画制作副業にチャレンジしたい人
・Adobe Premiere Proを利用したことがない人または、ほとんど触れたことがない人
・プロジェクト期間中、自身のSNSなどにて取り組みを発信できる人
・クラウドワークスやアドビからの取材に協力できる人
※現在のSNSアカウントの有無、フォロワー数などは問わず
・Adobe Premiere Proが使用できるPCを所有していること

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。