H&Y、角型フィルター2枚の角度調節に対応する「K-Series Rotatable Holder」。1.3万円

H&Y Filters Japanは、回転式の角型フィルターホルダー「100mm K-Series Rotatable Holder」を10月1日に発売する。同社直販サイトでの販売価格は税込1万2,800円。

予約注文品となっており、10月10日までの期間限定で15％オフの税込1万880円で購入できるキャンペーンを実施中。10月上旬より発送を予定。注文多数の場合は、2回目の入荷予定分（10月中旬～下旬予定）より順次発送するという。

本製品は、100mm幅の角型フィルターを装着するためのフィルターホルダー。マグネット式の角型フィルターホルダー「100mm K-Series フィルターホルダー Mark II」フロント部に装着して利用する製品（単体での使用は不可）で、2枚の角型フィルターの角度を自由に調節できるようになる。これにより、CPLフィルターの片効き解消や、意図的に一部の露出を暗くするなど、表現の引き出しを増やすことができるとしている。

風景写真家の鈴木芳澄さんが試作品の段階からフィールドテストを行っており、フィードバックを元に製品化した。

Rotatable Holderアダプターリングを装着することで厚みが増し、広角レンズ使用時にはケラレが発生するという。ただし、被写体側のホルダーを地面に対して垂直にセットし、カメラ側のホルダーで角度を調節することでケラレを低減できるとしている。

同社はキヤノンの超広角ズームレンズ「EF16-35mm F4L IS USM」（フィルター径77mm）でテストを実施。ドロップインCPLとGNDフィルターの2枚でテストした結果、16～18mm近辺までケラレを確認したという。

なお、別売のSlimタイプアダプターリングとの併用により、ケラレを最小に抑えられるとしており、同条件でテストした場合は16mmでもケラレなく使用可能だったという。

また、同社がOEM供給を行う各社マグネット式ホルダーや、“出目金レンズ”専用設計の同社製ホルダー、初期タイプの「100mm K-Series Holder」にも装着可能だが、サイドに僅かに隙間ができる。そのため、それらと組み合わせて使用する際はマスキングテープなどで隙間を塞いで遮光することを推奨している。

100mm K-Series フィルターホルダー Mark II