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ライカD-LUX 7に限定コラボモデル「A BATHING APE × STASH」。GINZA SIXで作品展も

ライカカメラ社は、特別限定モデル「ライカD-LUX 7 “A BATHING APE × STASH”」を発表。ブラックとシルバーのうち、ブラック(税込25万8,500円)はライカ取扱店で8月27日から、シルバー(税込27万5,000円)はA BATHING APE取扱店で8月20日から販売する。

ブラック
シルバー

外観にファッションブランド「A BATHING APE(BAPE)」の定番パターンであるABC CAMO、APE HEADのモチーフ、グラフィティアーティストSTASHの象徴であるワイルドスタイルのタグをデザインに取り入れたモデル。

デザイン以外の仕様と性能は、通常モデルの「ライカD-LUX 7」と同様。コンパクトカメラとして大型の4/3型センサーと、35mm判換算24-75mm相当F1.7-2.8のレンズを搭載する。

ブラック
シルバー

STASHさんが来日。ライカGINZA SIXでトークイベント

STASHさん

ライカGINZA SIX(GINZA SIX 5階)で、8月19日から11月15日までSTASHさんの作品展示が開催される。初日にはトークイベントが行われた。

父がフォトグラファーだったため、幼い頃から周囲のことを記録するのに熱中していたというSTASHさん。カメラで撮影する“ピクチャー”は時が流れる中の一瞬のスナップであり、それをあるべき形、正しいタイミングで撮影できると、その瞬間が3倍にも大きな存在になり、言い表せない感覚が得られるという。

グラフィティアーティストとしての活動(ペインティング)はニューヨークの地下鉄が舞台。グラフィティと写真はツール(スプレー缶か、カメラか)が異なるだけで、自然発生的である点が共通していると話す。

今回GINZA SIXで展示している写真も、そのバックグラウンドを踏まえてニューヨークの地下鉄を撮影。自身のアートとして更に昇華させるべく、写真にペインティングを施した。

作品展示の様子(一部)

展示作品の撮影には、レンズ一体型カメラのライカQ2を使用。階段を転げ落ちても壊れないタフさ(※ライカとしては非推奨)や、手にした感覚が気に入っているという。ミラーレスカメラのライカSLも使用するが、プライベートフォトの撮影などで常に携帯しているのはライカQ2だそうだ。

もちろん、直近のお気に入りは自身が携わった「ライカD-LUX 7 “A BATHING APE × STASH”」。D-LUX 7はコンパクトかつ“失敗のしようがない”カメラとして、初心者からセミプロにまでオススメだと話した。

STASHさんが初めて東京を訪れたのは1995年。デザイン、文化、人々に惹かれ、ニューヨークの次に好きな都市だという
コラボモデル(ライカで販売するブラックバージョン)を手に

A BATHING APEについて(引用)

世界有数のファッション都市である東京の中心部に拠点を構える株式会社ノーウェアが日本のファッションカルチャーを世界に発信する目的で展開するブランド。1993年の誕生以来、28年以上にわたりストリートファッションのシンボル的な存在として親しまれている。これまでに、「エイプヘッド」「ベイプカモ」「ベイプスタ」「シャークフーディ」「ベイビーマイロ」といったアイコニックなデザインやアイテム、オリジナルのパターンやキャラクターを発表。現在はメンズからレディース、キッズにまでラインを拡充し日本国内のみならず、アメリカやイギリス、フランスのほか中国などのアジア各国でも展開している。また、世界的に名高いブランドや著名なアーティストとのコラボレーションも成功させており、ファッションやアパレルのカテゴリーにとらわれないジャンルを超えたフレキシブルなコラボレーション活動を推進するブランドとして広く認知されている。

STASH プロフィール(引用)

本名 ジョシュ・フランクリン。ニューヨークのグラフィティシーンのパイオニア的な存在のひとりであり、アーバンデザインの分野においてはイノベーターやインフルエンサーとして確固たる地位を築いているアーティスト。グラフィティのグラフィカルな要素とフォントをプロダクトデザインに取り入れる発想が多くの注目を集め、グラフィティというカルチャーを地下鉄のトンネルに描く活動といういわば日陰の存在から広く一般にも認知されるアートという日の当たる存在へと発展させるのに貢献する。グラフィティに隠された(“stashed away”)彼のメッセージとアイコニックなサインはそれ自体がブランドへと進化。ストリートファッション界における主要ブランドとのコラボレーションでさらなる脚光を浴び、不動の人気を獲得する。熱狂的な写真愛好家としても知られ、表現の新たなかたちを追求する中でベストのツールとしてライカに出会う。今回のコラボレーションは、流れゆく時を捉えるというコンセプトを具現化する活動において、またひとつ新たな節目となった。

本誌:鈴木誠