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LAOWA、14枚絞りになったフルサイズ対応シフトレンズ「15mm F4.5R Zero-D Shift」。22万円

サイトロンジャパンは、交換レンズ「LAOWA 15mm F4.5R Zero-D Shift」を7月8日に発売する。対応マウントはキヤノンRF、キヤノンEF、ソニーE、ニコンZ、ニコンF、ペンタックスK、ライカL用をラインアップする。価格はオープン。店頭予想価格は税込22万円前後。

35mmフルサイズに対応する超広角シフトレンズ。イメージサークルは65mm径。LAOWAのフルサイズ用シフトレンズとしては最も広い画角(110度)をもつ。11群17枚のレンズ構成を採用し、画面周辺までディストーションを補正するという。

なお、同じ画角を持つフルサイズ用シフトレンズは「15mm F4.5 Zero-D Shift」が2021年1月に発売済み。変更点として絞り羽根の枚数が5枚から14枚になった。従来モデルより柔らかく繊細な光芒が得られ、強い光源や反射が多い建築写真において有用だという。ボケの比較写真からは、背景の点光源に絞りの形が目立たなくなっていることがわかる。

従来モデルとの光芒の描写の違い
従来モデルとのボケ描写の違い

最大シフト量は35mmフルサイズフォーマットで±11mm。複数の写真をつなぎ合わせたパノラマ写真の作成にも活用できるとしている。

フォーカシングはマニュアル。最短撮影距離は20cm。最小絞りはF22。レンズ表面にはフレアやゴーストを抑制するコーティングを施した。

最大径×全長は79×103mm、重量は約597g(いずれもマウントにより異なる)。

別売で、レンズの光軸を維持してパノラマ撮影を助けるという「LAOWA Shift Lens Support(For 15mm & 20mm Shift Lens)」も7月8日に発売する。店頭予想価格は税込4万4,000円前後。

サンプル画像(同社提供。以下同)

本誌:宮本義朗