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リコー、THETA Z1でEXRデータを生成できるプラグイン「HDRI」。CGやレンダリング作成時の環境光に

リコーは5月24日、360度カメラ「RICOH THETA Z1」用の公式プラグイン「HDRI」を公開した。公式のプラグインとしては17個目となる。

カメラ内でEXRデータを生成できるようになるプラグイン。通常、EXRデータを生成するには、カメラで撮影した画像をPCで画像編集・データ生成する必要があった。本プラグインを活用することで、シャッターボタンを1回押すのみで撮影から画像編集までをカメラ内で行うことができる。

プラグインを適用するにはスマートフォン用基本アプリを利用する。撮影時は、シャッターボタンを押すと指定した回数のブラケット撮影が行われる。撮影後、「MERGE」の表示が消えればデータが保存された合図となる。

撮影設定として、ブラケット撮影の枚数やRAW保存の有無、EVステップやシャッター速度上限の指定が可能。「リモートコントロール TR-1」を利用しての撮影にも対応する。

EXRデータは、幅広い輝度差の情報を持つ高ダイナミックレンジ画像。CGやレンダリング作成時の環境光として活用すると、まるでその空間にいるかのような光の陰影を再現できるという。

本誌:宮本義朗