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ニコン、フルサイズ対応の大口径標準ズーム「NIKKOR Z 28-75mm f/2.8」。14万円

ニコンは、Zマウントレンズ「NIKKOR Z 28-75mm f/2.8」を2022年2月に発売する。希望小売価格は税込14万800円。

FXフォーマット(35mmフルサイズ)対応の大口径標準ズームレンズ。“プロが使う、重く高価なレンズ”というイメージのF2.8固定標準ズームを、小型軽量かつ手の届く価格とすることを目指した製品。ポートレートなどで大きな背景ボケを得られる点から、キットレンズからのステップアップを検討しているユーザーに向ける。

絞り開放時は芯のある柔らかな描写が得られ、絞り込んでいくと解像感が増し、シャープな描写に変化していくという。

レンズ構成は12群15枚(非球面3枚を含む)。最短撮影距離は0.19〜0.39m(広角端〜望遠端)。絞り羽根は9枚。最小絞りはF22。

AFと絞りの駆動にはSTM(ステッピングモーター)を採用。駆動音の小ささ、クリックレスのコントロールリング、チラつきにくい絞り制御、フォーカスブリージングに配慮した設計などにより、動画撮影時にも向くとしている。

最大径×全長は約75×120.5mm。重量は約565g。フィルター径は67mm。レンズフードが付属する。

現在ラインナップされているフルサイズ対応のZマウント標準ズームレンズは、S-LineのF2.8ズーム「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」がフィルター径82mm、重量805g。開放F4で沈胴式の「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」がフィルター径72mm、重量500g。

本誌:鈴木誠