ニコンの各種ソフトがZ 9に対応。テザー撮影用の新ソフト「NX Tether」もリリース

ニコン「Z 9」

ニコンは、同社ソフトウェア6種の最新版を11月4日より順次公開した。また、テザー撮影用ソフト「NX Tether」もあわせてリリースしている。

対象のソフトウェア6種は以下のとおり。共通の更新内容は、ミラーレスカメラとして同社初のフラッグシップ機「Z 9」（2021年内発売。店頭予想価格：税込70万円前後）への対応。
・Webcam Utility（Ver.1.1.0）
・NX Studio（Ver.1.1.0）
・NEF Codec（Ver.1.31.2）
・Wireless Transmitter Utility（Ver.1.9.6）
・Camera Control Pro 2（Ver.2.34.0）
・Picture Control Utility 2（Ver.2.4.9）

NX Tetherは、NX Studioなど他のソフトウェアとの連携にも対応するテザー撮影ソフト。機能を絞り込み、見やすいユーザーインターフェイスを採用したことで迷うことなく利用できるとしている。なお、PC画面にカメラのライブビュー画面を表示して撮影する場合はCamera Control Pro 2を利用するよう案内している。

各ソフトウェアの更新内容は以下のとおり（引用）。

Webcam Utility（Ver.1.1.0）

・Z 9に対応しました。

・会議ソフトにライブビューが表示できない場合、その原因を表示するようにしました。

・macOS High Sierraバージョン 10.13がサポートOS対象外となりました。（Mac版）

NX Studio（Ver.1.1.0）

・Z 9に対応しました。

・NX Tetherと連携できるようになりました。

・Camera Control Pro 2やWireless Transmitter Utility、NX Tetherと組み合わせて、転送画像に調整を適用できるようになりました。

・[編集]メニューの[元に戻す]と[やり直す]を、調整機能でも有効になるように変更しました。

・書き出しダイアログの元画像の読み込みフォルダーのデフォルトが、現在NX Studioで表示している画像が格納されているフォルダーになるように変更しました。

・調整パレット上で右クリックした時に出るコンテキストメニューを、大項目・中項目のタイトルバー上で右クリックした場合のみ表示されるようにしました。

・調整パレット内のツールアイコンを「アイコン＋ツール名」に変更しました。

・情報パレットで以下の情報表示に対応しました。
　-[露出]の[シャッタースピード:]でシャッター種類の表示
　-[カメラ情報]の[手ブレ補正:]がONでNormalの時、ON(Normal)と表示
　-[カメラ情報]の[AFエリアモード:]で一部の既存文字列をカメラ側の表記に合わせるように変更

・調整結果比較表示において、カレントボタン/オリジナルボタンを押下した時に反応がなくなる点を改善しました。

・特定の TIFF ファイルを開くと、NX Studio が強制終了してしまう現象を修正しました。

・ヴィネットコントロールが適用されたRAW画像を開くと、画像の周辺が正常に表示されないことがある現象を修正しました。

・トリミングしたNEFをJPEG書き出しするとトリミングが適用されない現象を修正しました。

・「NCP」形式のカスタムピクチャーコントロールをNX Studioで使用した際、選択したものとは異なるカスタムピクチャーコントロール名が表示される場合がある現象を修正しました。

NEF Codec（Ver.1.31.2）

・対応カメラ製品を追加しました。下記の「動作環境」をご覧ください。
※編集部注：Z 9が追加。

Wireless Transmitter Utility（Ver.1.9.6）

・Z 9に対応しました。

・32bit版のOSをサポート対象外としました。（Windows版）

Camera Control Pro 2（Ver.2.34.0）

・Z 9に対応しました。

・撮影直後の画像をNX Studioで表示できるようになりました。
　Camera Control Pro 2の[ツール]>[転送オプション]>[カメラから新しい画像を受け取った時]で[NX Studioに表示する]を選択して、NX Studioの[ファイル]>[撮影した画像を直ちに表示]にチェックを入れて下さい。

・32bit版のOSをサポート対象外としました。（Windows版）

・Windows 10バージョン2004以降のPCにおいて、ライブビュー表示中の表示倍率がキーボード操作で変更できず、その後Camera Control Pro 2が操作不能になる現象を修正しました。（Windows版）

Picture Control Utility 2（Ver.2.4.9）

・Z 9に対応しました。

・32bit版のOSをサポート対象外としました。（Windows版）