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ソニー、写真家・瀧本幹也さんの新作が楽しめる「Creative Gallery on BRAVIA」第3弾を公開

α1で撮影された映像作品も

ソニーは10月28日、Android TV機能を搭載した同社BRAVIAシリーズのTV上でクリエイターの作品を楽しめるオンラインギャラリー「Creative Gallery on BRAVIA」の第3弾を公開した。登場する写真家は瀧本幹也さん。閲覧料は無料で12月15日15時まで視聴できる。

自宅にいながら様々な作家表現に出会える

BRAVIAシリーズの高精細かつ大きな画面で写真家や映像作家の作品を視聴できるコンテンツ。TVを用いることで音声やBGMを交えた写真・映像作品などの多様な表現に対応。「作家の趣向をこらした表現や、想いも含めて、ご自宅のリビングに感動をお届けします」としている。

ギャラリーが開設されたのは2021年2月のこと。写真家・川内倫子さんの写真・映像展からスタートし、写真や映像作品を数多く手がけている市橋織江さんが第2弾として登場。同じく写真と映像作品を手がけている瀧本幹也さんにバトンが渡された。

第3弾の内容は

今回の内容は、瀧本さんがこれまでに発表してきた「SPACE」や「LAND」、「BAUHAUS」などに新作となる「FLEUR」を加えた7作品が展示される。

新作「FLEUR」の被写体は、そのタイトルにあるとおり「花」が対象となっている。同社カメラ製品の特設サイト「α Universe」上で公開されているインタビュー中で、瀧本さんは「この作品はコロナの影響を抜きにして語ることはできません」として、新型コロナウィルスが猛威をふるった状況があったからこそ、「自然と花に向き合えた」のだと答えている。

シリーズとして取り組むことになったキッカケを、瀧本さんは緊急事態宣言下で遠出を自粛する状況の中、近所を散歩していた際に出会った菜の花を撮影したことにあると続けて「そのとき“ああ、花っていいな”と自然に思えた。塞いだ気持ちがちょっとだけ解放されて、なんというか、うちなる喜びのようなものを感じることができたんです」と、その時の心情を振り返っている。

これら静止画作品のほか、この企画のために同社のフラッグシップミラーレスカメラ「α1」で撮り下ろしたという映像作品「After the rain」も公開。京都の様々な寺院を舞台にした内容で、「雨粒の一滴が大海に至るまでを想像できるような映像」を目指したという。

作家プロフィール

瀧本幹也 / 写真家
1974年生まれ。広告写真やCM映像をはじめ国内外での作品発表や出版など幅広く活動を続ける。 写真と映像で培った豊富な経験と表現者としての視点を見いだされ、是枝裕和監督から映画撮影を任され『そして父になる』、『海街diary』、『三度目の殺人』と独自の映像世界をつくり出している。代表作に、『BAUHAUS DESSAU ∴ MIKIYA TAKIMOTO』、『SIGHTSEEING』、『LOUIS VUITTON FOREST』、『LAND SPACE』のほか、『Le Corbusier』、『CROSSOVER』など。最近の展覧会に「CHAOS」(Galerie Clémentine de la Féronniére、パリ、2018)、「CROSSOVER」(ラフォーレミュージアム原宿、東京、2018)、「CHAOS 2020」(妙満寺、京都市、2020)など。


本誌:宮澤孝周