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動画性能を今風にブラッシュアップ キヤノンG7 X Mark IIIに「Video Blog」モードが追加

PowerShot G7 X Mark III

キヤノンは9月30日、1型イメージセンサー搭載のデジタルカメラ「PowerShot G7 X Mark III」について、最新ファームウェアVersion 1.3.0を公開した。AF関連の強化に加え、動画関連の機能がいくつか追加されている。

PowerShot G7 X Mark III(以下G7 X Mark III)は、有効約2,010万画素の1インチCMOSセンサーを搭載するデジタルカメラ。35mm判換算24-100mm相当F1.8-2.8のズームレンズを搭載する。発売は2019年8月。

新ファームウェアではAFモードのひとつとして「Video Blogモード」が追加された。

Video Blogモード

従来のG7 X Mark IIIの場合、動画撮影時にAFターゲットを変えると、比較的ゆっくりとフォーカスを合わせる挙動となる。

一方、新設された「Video Blogモード」の場合は、静止画撮影時のようにテンポ良くスピーディーにフォーカスが切り替わる。Vlogのように様々な被写体を次々と追うような撮影を意識したモードといえるだろう。

その際、AFだけでなく、AEもすばやく変化するようになる。明暗差がある場所を移動しながら撮影しても、白飛びを抑えて撮影できるという。

なお同モードで人物の顔を検出した後、人物が横を向いても自然な露出を保持するという(顔枠が表示されている間のみ)。

ゼブラ表示

動画モード時に、階調トビを視覚化するゼブラ表示が可能になる。Video Blog撮影モードでは利用できない。

アスペクトマーカー

背面モニターに1:1などのアスペクト比を表示する。

動画記録中の強調表示

動画記録中、画面に赤字の「●REC」表示に加えて赤枠が表示される。記録状態であることをはっきりと視認できるため、記録ミスを防ぐ効果が期待できる。

顔+追尾優先時の水準器表示

動画撮影時のAFモードが「顔+追尾優先AF」の時、水準器が表示されるようになった。

本誌:折本幸治