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ソニー、ミラーレスαを搭載できる業務用ドローン「Airpeak S1」9月発売。110万円

ソニーグループ株式会社は6月10日、業務用ドローン「Airpeak S1」(ARS-S1)を9月に発売すると発表した。価格はオープン。店頭予想価格は税込110万円。6月14日から幕張メッセで開催される展示会「Japan Drone 2021」に出展するという。

2020年11月に開発発表し、2021年春の事業開始を予告していたプロジェクト。ソニーが手がけるドローン「Airpeak」シリーズの第一弾製品となり、フルサイズミラーレスカメラαシリーズを搭載できるドローンとして世界最小クラスを実現しているという。

主な飛行性能は、最高速度90km/h、最大角速度180度/s、最大傾斜角度55度、耐風性能最大20m/s(いずれもペイロードなし)としている。

ソニー製センサーを備えたステレオカメラを機体の5方向(前後左右下)に配置。そこから得られる視界情報とIMU(Inertial Measurement Unit)、コンパス、気圧、赤外線測距などのセンサー情報を統合して自己位置や姿勢を推定することで、屋内や橋梁下などGNSSを受信しづらい条件下でも安定して飛行できるという。

連携するモバイルアプリとして、搭載するミラーレスカメラαの映像を見ながら機体、カメラ、ジンバルを操作できる「Airpeak Flight」、機材管理や飛行プラン作成、フライトログ管理を行えるWebアプリ「Airpeak Base」を用意している。

Airpeak Flight

Airpeak Baseを使用すると、作成した飛行プランに沿って“空中にレールを設置したかのように”自動的に何度も飛行させられるという。ジンバルの向きや撮影タイミングはタイムラインに沿って指定できるほか、過去に飛行した通りに再現する“再現飛行”も可能。

Airpeak Base
本誌:鈴木誠