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リコー、遠隔地どうしをつなげる映像コミュニケーションプラットフォームを展開

株式会社リコーは4月6日、映像と音声をリアルタイムで配信できるプラットフォーム「RICOH Live Streaming API」の提供を開始した。

映像と音声の双方向配信に対応したプラットフォーム技術で、同社が提供しているRICOH Smart Integrationプラットフォームサービスのひとつとして提供される。

特徴は、テレビ会議やWeb会議システムなどで培ってきたという動画や音声などの帯域制御技術を用いることで高品質かつ低遅延な映像配信を実現していること。また、API連携により、アプリケーションやWebサービスへの組み込みも短期間で対応できることもポイントだとしている。

配信映像は4G接続環境での4K画質に対応。このほか360度カメラTHETAシリーズによるライブストリーミング配信も可能だとしている。

同プラットフォームの展開にあたり、同社はリモートワーク下における遠隔コミュニケーションの活性化のほか、オフィスと現場をつなげて業務支援に役立てたり、トレーニングや遠隔医療診断、遠隔接客サービスといったシーンでの活用も提案。5G通信の活用による用途拡大も期待できると説明。

特設Webサイト上では検証運用中の事例として、スポーツジムにおけるイベント配信での導入例などを紹介。THETAで捉えたトレーナーの指導映像を全国の複数拠点に配信することで効率的な教育ツールとして活用できると、その運用メリットを提示している。

本誌:宮澤孝周