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ニコン、宇宙航空機部品の受託加工会社に出資。材料加工事業の拡大目指す
2021年4月6日 12:11
株式会社ニコンは4月6日、Morf3D Inc.（以下モーフ3D社）の株式の過半数を取得し、子会社化したと発表した。
モーフ3D社は、金属の積層加工（3Dプリンティング、アディティブマニュファクチャリング）を行う専業会社で、欧米の主要な宇宙航空機メーカーの多くを顧客に持ち、宇宙航空機関連部品の受託生産においては全米トップクラスだという。
モーフ3D社の顧客基盤とニコンの光加工機をはじめとする精密加工技術を組み合わせ、インターネット接続や地球観測画像の取得・分析などで需要が急拡大している中小型衛星向けの受託加工ビジネスを展開していく計画。
ニコンは中期経営計画において注力する成長領域のひとつに「材料加工事業」を掲げており、モーフ3D社への出資もその戦略に基づくものだとしている。
Morf3D社（Morf3D Inc.）の概要
本社所在地：米国・カリフォルニア州
代表者：Ivan Madera氏
設立：2015年
従業員数：約30名
事業内容：宇宙航空機産業向け金属部品の受託加工（アディティブマニュファクチャリング（AM））