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EIZO、自動キャリブレーション技術の開発で「アカデミー科学技術賞」に

EIZO株式会社は2月3日、同社カラーマネージメントモニター「ColorEdge CGシリーズ」の企画・開発に関して、アカデミー科学技術賞の「技術貢献賞(Technical Achievement Award)」を受賞したと発表した。

アカデミー科学技術賞は、映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)が主催するアカデミー賞の一部門。映画界に貢献した重要な技術を生み出した企業・技術者に対して授与されるもの。ColorEdge CGシリーズに搭載されている自動キャリブレーション技術などの開発に貢献した同社の社員4名が受賞した。

・映像技術開発部 主幹エンジニア 上野幸一氏
・映像技術開発部 主幹エンジニア 米光潤郎氏
・モジュール&ものづくり統括部 シニアエンジニア 作田淳治氏
・企画部 シニアプロダクトマネージャー 中島賢人氏

審査員に評価されたポイントは次の3つだという。

・キャリブレーションセンサーと呼ばれる画面の色や明るさを測定するセンサーをモニター筐体に内蔵し、自動でキャリブレーションが可能なこと
・画面表示の輝度・色度ムラを抑え、表示均一化を図るデジタルユニフォミティ補正回路を搭載していること
・他のソフトウェアとの連携を容易にするSDK(ソフトウェア開発キット)を提供していること

同社では、今回の受賞に関する詳細ページを公開。ColorEdgeを愛用する制作スタジオとして、スタジオジブリ、白組、Pixar Animation Studios、Walt Disney Animation Studiosなどからのコメントを掲載している。

本誌:鈴木誠