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富士フイルム、XF10-24mmF4を刷新。防塵防滴に

指標付き絞りリングを採用 手ブレ補正強化・軽量化も

[2020.10.17修正]メーカーより製品の外観写真に誤りがあったとの連絡を受け写真を差し替えました

富士フイルムは、APS-CミラーレスカメラXシリーズ用の交換レンズ「フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS WR」を2020年11月下旬に発売する。希望小売価格は税別13万1,000円。

35mm判換算で15~36mm相当となる超広角ズームレンズ。同様の焦点距離・F値の「フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS」のリニューアル版となる。XFレンズシリーズの刷新は初。

光学設計(10群14枚:非球面レンズ4枚、異常分散レンズ4枚を含む)は前モデルを踏襲したとしており、焦点距離およびF値は同じ。相違点は、新たに設定F値の指標が付いた絞りリングが搭載されたことと、WRを冠しているとおり防塵防滴、マイナス10度の耐低温構造を採用したこと。また内部構造の見直しにより、ズームリングの径が細くなり、25gの軽量化を実現しているという(約385g。前モデルの質量は約410g)。最短撮影距離は24cm(マクロ時。標準時は50cm)で前モデルと変わらず。

また新採用の絞りリングにはAポジションのロック機構も搭載。同機構はGFXシリーズ用のレンズで採用されていた仕組みだが、このほどXシリーズ用レンズにも採用された。

このほか、手ブレ補正機構も強化された。補正段数は前モデルから1.0段向上したとしており、レンズ単体で3.5段、X-T4との組み合わせによる協調動作では最大で6.5段の補正効果が得られるといている。

X-T4に装着した状態

主な仕様

レンズ構成

10群14枚(非球面レンズ4枚、異常分散レンズ4枚を含む)

最小絞り

F22

絞り羽根

7枚(円形絞り)、1/3ステップ(全16段)

最短撮影距離

標準:50cm
マクロ:24cm

最大撮影倍率

0.16倍(テレ端)

フィルターサイズ

72mm

外形寸法

78×87mm

質量

約385g

本誌:宮澤孝周