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5Kディスプレイ搭載の27インチiMacがリニューアル

映り込みを低減するNano-textureガラスを選択可能に

Appleは8月4日(現地時間)、27インチのiMacをアップデートしたと発表した。搭載CPU別に3モデルをラインアップしている。直販価格は税別19万4,800円から。

アップデート内容は、ディスプレイ(Retina 5K)のオプションとしてNano-textureガラスが選択できるようになったほか、全てのモデルでストレージにSSDを採用し、GPUなども刷新した、というもの。

新たにオプションに追加されたNano-textureガラスは、ディスプレイの反射を抑制して、映り込みを低減できるというもの。ナノメートルレベルでガラス面に彫り込みをつくることで、光を散乱できるとしている。これにより、表示内容のコントラストの低下や霞がかった印象になることを抑えることもできるという。外付ディスプレイ「Pro Display XDR」でもオプションとして用意されていたが、iMacでも選択が可能になった。

ディスプレイ部の解像度は5,120×2,880ピクセルで、5K表示となっている。色域はDCI-P3に対応している。輝度は500ニト。

CPUにはIntelの第10世代Core iプロセッサーを搭載。最もベーシックな構成のモデルではCore i5(3.1GHz・6コア)となっている。このほか、中位モデルではCore i5(3.3GHz・6コア)を搭載。最上位モデルではCore i7(3.8GHz・8コア)を搭載している。中位および最上位のモデルでは、オプションとして最大Core i9(3.6GHz・10コア)への変更も可能となっている。

メモリは、いずれのモデルも標準で8GBを搭載。オプションで最大128GBに変更できる。

ストレージは全てのモデルでSSDを採用。ベーシックモデルは256GBとなっており、上位2モデルは標準で512GBを搭載。さらにオプションとして2TBへの変更(中位モデル)にも対応するほか、最上位のモデル(Core i7搭載)では8TBへの変更も可能となっている。

GPUにはAMDのRadeon Proシリーズを搭載。各モデルで異なっており、ベーシックモデルと中位モデルは5300(4GB・GDDR6)を、最上位モデルでは5500 XT(8GB・GDDR6)となっている。また、最上位モデルのみオプションでRadeon Pro 5700 XT(16GB・GDDR6)への変更が可能となっている。

外部ポート類は、Thunderbolt 3を2つ、USB Type-Aを4つ、UHS-IIに対応したSDカードスロットを1つ、10/100/1000BASE-Tに対応(オプションで10Gbにも変更可能)のLANポートを1つ、3.5mmヘッドフォンジャックを1つ備えている。

このほか1080pに対応したフロントカメラを搭載。マイクやスピーカーの音質なども向上しているという。

本誌:宮澤孝周