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富士フイルム、Windows版「Year Album」をアップデート

4月のリニューアルに対応 スマホとの連携編集が可能に

富士フイルムは7月7日、フォトブックサービス「Year Album」(イヤーアルバム)のWindows版をリニューアルし、同日付でリリースした。

Year Albumは、撮りためた写真のセレクトとレイアウトを自動でおこない、フォトブックを作成できるサービス。リニューアル内容は、画像セレクトにAI技術を活用した機能「パーソナライズ機能」や、スマートフォンとパソコンといった複数のデバイスからアクセスが可能となる「マルチデバイス対応」の追加など。

4月1日にスマートフォンアプリ版が先行してリニューアルしていたもので、パソコン版は6月のリリースを告知していたが、このほど正式にリリースされた。

「忙しくても、ちゃんとつくりたいママへ。」をキャッチコピーとしており、子持ち世帯を主な対象としたサービスとしている。忙しく写真セレクトや編集に時間を割けない、といった世帯に向けた内容が、今回のリニューアルで盛りこまれている。

リニューアル内容のうち、特徴的な内容となっている「パーソナライズ機能」とは、AI技術を活用して、ユーザーが選択した画像やレイアウトの傾向を分析し、次回のフォトブック作成時にその傾向をふまえた画像を抽出してレイアウトを提案してくれる、というもの。作成・注文を重ねるごとに精度が向上し、フォトブック作成の時間を短縮できたり、編集作業の負担が軽くなるといったメリットが得られるとしている。

また「マルチデバイス対応」機能とは、複数のデバイスからのフォトブック編集が可能になるというもので、スマートフォンやPCなど、異なる機器に分散して保存されている画像データを、それぞれの利用機器から追加できるようになる。これにより、通勤時間や隙間時間を利用してフォトブックを編集したり、パソコンの大きなモニターを利用して編集作業を進めたりといった、フレキシブルな使い方が可能になると案内している。

フォトブックの作成価格の一例を挙げると、A4判で16ページ構成とする場合は税込5,280円となっている。同じく16ページ構成で判型をA5判とした場合は、税込3,122円、同じくA5判で48ページ構成にすると税込6,130円となる。

なお、本サービスは店舗注文も可能となっているが、今回のリニューアルは店頭プリント受付機からの注文には対応していないという。

本誌:宮澤孝周