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富士フイルム、フォトブックサービス「Year Album」をリニューアル

複数デバイスからの編集に対応 写真セレクト機能も強化

富士フイルム株式会社は4月1日、フォトブックサービス「Year Album」(イヤーアルバム)をリニューアル、AI技術を活用した機能などを追加して、スマートフォン版の提供を開始した。パソコン向けのアプリは2020年6月上旬に提供予定となっている。

Year Albumは、撮りためた写真のセレクトとレイアウトを自動でおこない、フォトブックを作成できるサービス。

今回のリニューアルでは、フォトブックを作成しているユーザーの7割を占めている(2018年「フォトブック実態Web調査」:15〜60代の男女1,600人が対象、同社調べ)という、子育て中の母親から寄せられた「画像選びやデザインにはこだわりたいが、短時間で好みのフォトブックを作りたい」という要望を受けて、フォトブックを作成・注文するたびに、ユーザーの好みが反映された画像を選択したり、レイアウトを提案する機能の追加・搭載を実施したという。

画像セレクトでは、AI技術を活用した機能「パーソナライズ機能」により、ユーザーが選択した画像やレイアウトの傾向が分析されて、次回のフォトブック作成時にその傾向をふまえた画像が抽出されて自動でレイアウトされるようになるという。

このほか、複数のデバイスからアクセス可能な機能「マルチデバイス編集」を追加。例えば母親が自身のスマートフォンで作成したフォトブックに、父親の所有しているデバイスから画像を追加する、といった使い方ができるようになった。同社は、“通勤時間や家事・育児の合間は手軽なスマホから、仕上がりイメージの確認は画面の大きいPCで”という使い方も提案している。

フォトブックのデザインでは、表紙全面に写真を配置できるテンプレート(全14種類)や、体重・身長を記録できるスタンプなど(600種類)を揃えているという。

完成したフォトブックはプリント注文が可能で、A5サイズ16ページ構成の場合、税込3,122円となっている。

本誌:宮澤孝周