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4,000万画素になった「ライカM10モノクローム」

より控えめな外観とシャッター音 Wi-Fi機能も装備

ライカカメラジャパン株式会社は、モノクロ撮影専用のレンジファインダーカメラ「ライカM10モノクローム」を1月25日に発売する。価格は税別105万円。仕上げはブラッククローム。

2012年の「ライカMモノクローム」、2015年の「ライカMモノクローム(Typ246)」に続く3代目のモノクロ専用機。新開発の約4,000万画素モノクロCMOSセンサーを採用した。感度はISO 160-100000。従来のライカMモノクローム(Typ246)は有効約2,400万画素で、ISO 320が最低感度だった。

画像処理エンジンはMAESTRO II。連写速度は約4.5コマ/秒。連続撮影可能枚数は10枚(バッファメモリーは2GB)。最高シャッター速度は1/4,000秒。最長露光時間は16分。

そのほかの仕様は「ライカM10-P」がベースになっていると見られ、フィルムM型ライカのように薄くなった本体、0.73倍のファインダー、巻き戻しノブの位置に置かれた感度ダイヤル、"歴代M型ライカで最も静か"というシャッター音などの特徴を継承している。「Leica FOTOS」アプリと連携するWi-Fi機能も備える。

外観では、本体前面のレンズ取り外しボタンや上面のレリーズボタンをブラックに変更。ダイヤル類の刻印も、通常は赤でマーキングされるシャッター速度「A」ポジションなどをホワイトやグレーで統一。M型ライカが美とする"控えめさ"を強調するデザインだという。

背面モニターは3.0型約104万ドットのタッチパネル式。別売のGPS内蔵EVF「ビゾフレックス(Typ020)」に対応している。

ボディ素材はマグネシウム合金ダイキャスト。トップカバーとベースプレートは真鍮製。

外形寸法は約139×80×38.5mm、重量は約660g(バッテリー含む)。いずれもライカM10-Pと同じ。

左:ライカM10モノクローム 右:ライカMモノクローム(Typ246)
上:ライカM10モノクローム 下:ライカMモノクローム(Typ246)

本誌:鈴木誠