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マルミ初の星景撮影用フィルター

ガラス自体で有害光を吸収 色ムラなし

マルミ光機株式会社は、同社初の光害カットフィルター「StarScape」(6サイズ)を11月28日に発売する。

本製品は、有害光を吸収する成分をガラスに練り込むことで、夜空がオレンジ色や黄色に色カブリを起こしてしまう現象を抑制する星景・夜景写真撮影用フィルター。

光害の原因である都市光源から発せられる特定の強い光の波長を選択的に吸収しつつ、天体由来の重要な波長は透過させる性質を持たせており、光害を効果的にカットしながらも天体の色を損ねる事がないという。

また、コーティングによる光害カットフィルターと違い、広角レンズを使用しても色ムラが発生せず、レンズの焦点距離を選ばずに、星景・夜景が快適に撮影できるのが特徴。

どのホワイトバランスを選択しても極端な色転びがなく、明るさも露出倍数1.2(約1/4絞り分)を確保する。

同社によると、優れたカラーバランスと高い透過率が特徴で、タイムラプス撮影にも最適だという。

払拭性の高い撥水コーティング、指紋汚れを簡単に拭き取れる防汚コーティングを採用した。

サイズと店頭予想価格(税別)

StarScape 58mm:4,891円
StarScape 62mm:6,800円
StarScape 67mm:7,346円
StarScape 72mm:8,619円
StarScape 77mm:1万255円
StarScape 82mm:1万2,346円

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。