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全天球カメラのエントリー向けモデル「RICOH THETA SC2」
新たにBluetoothに対応 スマホの無線LANを切らず利用可能に
2019年11月19日 11:14
株式会社リコーは、360度カメラの入門モデルとして、「RICOH THETA SC2」を12月13日に発売する。価格はオープン。直販価格は3万6,800円(税込)。
ワンショットで360度をすべて撮影できる全天球カメラのエントリー層向けモデル。プライベートや仕事でたくさん撮影する360度画像のエントリーユーザーや、旅行やイベント、日々の出来事をスマートフォンで記録する人をターゲットとしている。
2016年10月28日に発売した「RICOH THETA SC」の後継機として、新たに「プリセット」機能(顔・夜景・車窓)を搭載したほか、状態表示用のOLEDやセルフタイマーボタンを設けている。
スペック面では「THETA V」と同じイメージセンサーに変更。これによりSCシリーズ(THETA SCは2K)でも4K動画(手ブレ補正機能あり、録画時間は3分まで)が実現した。
17時追記:記事初出時に「イメージセンサーと画像処理エンジンがTHETA Vと同じ」という旨を記載していましたが、SC2が搭載する画像処理エンジンはTHETA Vと異なるため修正しました。
HDRアルゴリズムも変更され、色収差・フリンジが目立たず、色飽和による不自然さがなくなっているという。処理も高速化(SCの約23秒に対してSC2は約9.5秒)されている。
水中撮影用(約5~10m)のホワイトバランス設定が追加されたほか、従来ではデータ転送時に行っていた天頂補正を再生時に実施する仕様に変更することで動画の無線転送時間を大幅(約1/4)に短縮(SC:53.4秒、SC2:13.8秒 ※2K 10秒動画)した。
17時追記:水中撮影用ホワイトバランスが想定している水深(約5〜10m)を当初誤って記載していたため、修正しました。
なお、Bluetooth(BLE)に対応。これにより、スマートフォンで無線LANをインターネット接続している状態でも撮影が可能になった。また、一般的なBluetoothリモコンにも対応する。
カラーバリエーションは4色(ピンク、ブルー、ベージュ、ホワイト)を採用している。
スマートフォンのカメラと同時に静止画を撮影(スマートフォンで撮影した後にTHETAで撮影)するといった機能をもつ基本アプリも後日実装予定。
主な仕様
記録画素数
1,200万×2
動画
4K×2K 30fps
※録画時間3分、温度25度時
音声
1ch(内蔵)
外部インターフェース
USB
メモリ
14GB(内蔵)
カラーバリエーション
ピンク、ブルー、ベージュ、ホワイト
外形寸法
130.6×45.2×22.9mm
重量
約104g