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オリーブグリーンペイントの「ライカM10-P サファリ」
同色のレンズが初登場 世界限定1,500台/500本
2019年2月1日 11:54
ライカM10-P サファリ
ライカM10-Pをベースに、オリーブグリーンペイント仕上げとした特別モデル。発売日は2月4日。希望小売価格は税別106万円。全世界1,500台限定。
牛革製のキャリングストラップと「ライカ SDカード/クレジットカードホルダー」がセットになっている。どちらもコニャックカラーで仕上げた。
ライカM10-Pは、2017年発売のデジタルレンジファインダーカメラ「ライカM10」をベースに、外観の小変更、タッチパネルの搭載、シャッター動作の静音化を図ったバリエーションモデル。
1960年にドイツ軍向けに製造された「ライカM1 オリーブ」は、野外使用のためにエナメルの焼き付け塗装が施され、その優れた堅牢性と信頼性に対する評価が世界中に広まったという。軍用モデルとしては「ライカM3」および「ライカM4」のオリーブグリーンモデルも特別に製造された。
2月15日追記:当初ライカM1オリーブに続いてライカM3/M4のオリーブが製造されたと記載していましたが、正しくはライカM3のオリーブのほうが先(1957年)だったと連絡を受けたため、該当部分を修正しました。
その後、一般ユーザーからの要望に応えて「ライカR3 サファリ」(1977年)、「ライカM6 TTL サファリ」(2000年)、「ライカM8.2 サファリ」(2008年)、「ライカM-P(Typ240)サファリセット」(2015年)を販売してきた。
ライカ ズミクロンM f2/50mm サファリ
ライカが公式に販売するMレンズで初めて、サファリモデルのボディカラーと同じオリーブグリーンペイントのレンズを用意した。全世界500本限定。発売日および価格は未定。これまでのライカのサファリモデルには、シルバーカラーのレンズを組み合わせるのが通例だった。
12時15分追記:記事初出時に、オリーブグリーンペイントのレンズは「ライカとして初めて」と記載していましたが、正しくは"Mレンズで初"だったため修正を加えました。
2月15日追記:かつてオリーブカラーのMレンズが少数販売されたというライカ関連書籍の記述についてライカカメラ本社に問い合わせたところ、「今回のズミクロンM f2/50mm サファリは、ライカが公式な製品として初めて販売するオリーブグリーンペイントのMレンズである」との回答を得たため、"Mレンズで初"の部分に追記しました。
ベースモデルは現行品の「ライカ ズミクロンM f2/50mm」。外観はカラーを除いて通常モデルと同様で、鏡筒素材も同じくアルミ製。オリーブグリーンペイント仕上げは汚れや傷がつきにくく、化学薬品や紫外線などの影響も防げるという。
4月4日追記:当初ライカカメラ社は本レンズの鏡筒素材を真鍮削り出しと発表していましたが、正しくはアルミニウム製だったとライカカメラジャパンより連絡を受けたため、該当部分を修正しました。
レンズ前面の銘板表記は、2012年以降に登場した最新Mレンズにならってカメラ装着時に正面から読める書き方になっている。