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オリンパス、電波式ワイヤレス対応フラッシュ「FL-700WR」
E-M1X同様の防塵防滴耐低温性能 同方式のコマンダーとレシーバーも
2019年1月24日 15:08
オリンパス株式会社は1月24日、電波式ワイヤレス撮影に対応したエレクトロニックフラッシュ「FL-700WR」とワイヤレスコマンダー「FC-WR」、ワイヤレスレシーバー「FR-WR」を発表した。いずれの製品も「OLYMPUS OM-D E-M1X」同様、2月22日に発売される。
FL-700WR
新たに電波式の通信方式を採用したフラッシュで、コマンダーとしてもレシーバー内蔵フラッシュとしても使用が可能。上位機種としては既に「FL-900R」(防塵、防滴、-10度耐低温設計、最大ガイドナンバー58 / ISO 100・m)が発売済み。
コマンダーとして使用する場合は3グループに接続でき(灯数は無制限)、グループごとに発光・非発光の選択、発光量の補正が設定できる。
レシーバー使用の場合は、X-RCVモード(フラッシュ側での調光モードと発光量の設定が可能となる)を搭載している。従来の光通信にも対応する。
電波式の通信方式を採用しているため、被写体の後ろに設置するなど、遮蔽物の有無に関わらず使用することができる。通信範囲は最大30m。
OM-D E-M1Xと同じくIPX1に準拠した防滴設計を採用しており、防塵および−10度の耐低温動作にも対応している。このほか、照射角77度、100lux(1m離れた場所での明るさ)の動画用LEDライトも搭載する。
電源には単3形のアルカリまたはニッケル水素電池を4本使用し、ニッケル水素電池使用時には約1.5秒の充電時間でフル発光することができる(アルカリ電池では約2.5秒)。また、OM-D E-M1XおよびOM-D E-M1 Mark IIのメカシャッター使用時には約10コマ/秒(1/16発光比)に追従した発光も可能となっているという。
このほか、オートズームにも対応しており、焦点距離12-75mm(マイクロフォーサーズレンズ)の照射角が得られる。
コマンダーFC-WR / レシーバーFR-WR
OM-D E-M1X同様、防塵・防滴・−10度の耐低温動作に対応した設計を取り入れており、同システムと併せた使用で、降雨状況のような場面での撮影にも対応できる。
通信方式に電波式を採用しており、「FL-700WR」のコマンダーになるほか、光通信に対応しているフラッシュ「FL-900R」などでもFR-WRとの組み合わせで電波式ワイヤレスに対応する。
コマンダーはFL-700WR同様、3グループ、灯数無制限での接続・制御に対応している。また、A〜Cの3グループに対応するボタンが独立して設けられており、モニターを見ながら各グループの撮影モードや光量の調整をすることもできる。
レシーバーにはX-RCVモードが搭載されており、レシーバーからの調光モードなどの操作ができる。さらにシンクロ端子も搭載しており、モノブロックストロボに接続してのリモート発光操作も可能となる。