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中一光学、フォーカルレデューサーレンズを搭載したキヤノンFD→富士フイルムX用アダプター
APS-C機でも本来の画角で撮影
2018年10月18日 12:13
焦点工房は10月18日、中一光学のマウントアダプター「Lens Turbo II FD-FX」を発売した。希望価格は税別2万1,000円。
本製品は、キヤノンFDマウントレンズを富士フイルムXマウントのカメラボディに装着するためのマウントアダプターの2世代目。アダプター内に焦点距離を0.726倍に縮小する3群4枚のフォーカルレデューサーレンズを搭載しており、APS-Cサイズの撮像素子を採用するカメラでも、レンズ本来の画角で撮影を行うことができるとしている。
一例として、50mmのレンズは35mm判の55mm相当の画角となり、35mmのレンズでは38mm相当の画角が得られるという。
初代Lens Turboからの変更点は、内蔵レンズを後⽅に突出させることで、カメラのイメージセンサーにより近づけた設計としたこと。これにより初代に比べて大幅な画質の向上を実現したとしている。
またフォーカルレデューサーの特性である集光効果の恩恵でF値が1段分明るくなる。
キヤノンFDマウントは、1971年にキヤノンF-1と共に登場した。それまでの同社レンズマウントにTTL開放測光用の絞り連動レバーとレンズの開放F値を伝えるピンが追加された。なお、本製品に電子接点は搭載されていない。
外形⼨法は、直径×長さ63mm×28mm。質量は約140g。