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エプソンの「エコタンク」プリンターが世界累積販売2,000万台に
低ランニングコストで人気 大学生協での取り扱いも
2017年4月10日 12:23
セイコーエプソン株式会社は4月10日、大容量インクタンク搭載インクジェットプリンターの世界累積販売台数が2,000万台を達成したと発表した。
コンシューマー向けのインクジェットプリンターにおいて一般的なカートリッジ式より低ランニングコストであり、インク補充の手間も減らせるといった点を特徴とする製品群。2010年から海外で先行展開し、日本国内では2016年に「エコタンク」の名で投入された。
2016年までに約150の国と地域で展開し、2016年6月に1,500万台を達成していた。特に新興国市場では、インクジェットプリンター市場約4,500万台のうち10%程度を同シリーズが占めるまでになったという。
また同社によると、近年では大学でイントラネットを通じてレジュメや補足資料を配布することが一般的になり、大学生活におけるプリンターの利用機会が増加しているという。そのため進学シーズンに合わせて、関東甲信越10都県の大学生協などが属する大学生協東京事業連合でもエコタンク採用プリンターの取り扱いが始まっている。
最新機種は2017年3月に発売された「EW-M770T」。それまでエコタンクは4色インクだったところ、新たに染料ブラックと顔料ブラック2色を含む5色インクとなったことで写真プリントへの対応もアピールしている。実勢価格は税込7万5,570円前後。