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20m防水になったコンパクトカメラ「FinePix XP120」

耐寒・耐衝撃仕様 "シネマグラフモード"を新搭載

イエロー

富士フイルム株式会社は、コンパクトデジタルカメラ「FinePix XP120」を2月2日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税別2万8,000円前後の見込み。カラーは、イエロー、ブルー、ライムの3色をラインナップする。

ブルー
ライム

2016年2月に発売された「FinePix XP90」の後継モデル。「20m防水」「1.75m耐衝撃構造」「-10度耐寒」「防塵」という4つの堅牢性能を備えており、XP90と比べ防水性能が「15m防水」から「20m防水」へと強化された。なお、外形寸法や重量などは同等となる。

撮影した画像の一部分だけが動き、見る人を強く引き込む新しい表現技法である「シネマグラフ」機能を新搭載。最大5秒間の動画を撮影し、画面の中で動かしたい部分を指定するだけで、選択部分だけが動く画像が作成できる。

Wi-Fi機能を搭載。専用アプリ「FUJIFILM Camera Remote」を手持ちのスマートフォンやタブレット端末にダウンロードすると、「スマートフォン送信」機能により、XP120で撮影した写真や動画の転送が可能。スマートフォン用プリンター「スマホ de チェキ」に送信することでチェキプリントも作成できる。

また、スマートフォンやタブレット端末を利用し、離れた場所からでも無線LAN通信でシャッターやズームなどの操作ができる「リモート撮影」機能も搭載する。

最速10コマ/秒(最大記録枚数10枚、フル画素時)の高速連写や、最速60コマ/秒の超高速連写に対応連写モードを搭載するほか、瞬時に連写モードへと切り替えられる切り替えボタンを背面に独立配置している。

設定した時間間隔(10分、5分、60秒、30秒、15秒)で、任意の回数分の自動撮影ができる「インターバルタイマー撮影」機能を搭載。インターバル撮影した画像をカメラ内で自動的に動画に変換する「タイムラプス動画」機能も引き続き搭載している。

スキーなどでグローブを装着していてもスムーズに操作できるように、操作ボタンの最適な大きさや位置を追求。また、片手で握ってもしっかりと構えられるように、ボディ前面に指を置くためのスペースを確保した。

電池蓋には、2段階の操作で蓋を開閉するダブルロック機構を採用する。

撮像素子は、1/2.3型有効1,640万画素裏面照射型CMOSセンサー。フルHD(60fps)での記録も可能。最高感度はISO6400。手ブレ補正はCMOSシフト式。

レンズは、35mm判換算での焦点距離28-140mm相当の光学5倍ズーム。最短撮影距離は、標準で広角が約60cm、望遠が約1m。マクロモード利用時で広角が約9cm、望遠が約1m。デジタルズーム(最大2倍)との併用で、最大約10倍の超解像ズームも可能。

液晶モニターとして、約92万ドットの3型のTFTカラー液晶(視野率は撮影時約97%、再生時100%)を搭載する。

対応記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。内蔵メモリーは約96MB。

電源はリチウムイオン充電池「NP-45S」。撮影可能枚数は約210枚。

外形寸法は109.6×71×27.8mm。重量は約203g(バッテリーと記録メディアを含む)。ボディカラーと同色のストラップを同梱する。

イエロー
ブルー
ライム

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。