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オリンパス、こだわりデザインのミラーレスカメラ「E-PL8」

より女性を意識したスタイリングに 充実の自分撮り機能も

オリンパス株式会社は、レンズ交換式ミラーレスカメラ「OLYMPUS PEN E-PL8」を11月下旬に発売する。価格はオープン。

ボディ単体
店頭予想価格:8万円前後

14-42mm EZ レンズキット
店頭予想価格:9万5,000円前後
付属レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

ダブルズームキット
店頭予想価格:11万円前後
付属レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R

※いずれも税別

2014年9月20日発売「OLYMPUS PEN E-PL7」の後継モデル。マイクロフォーサーズシステム規格に準拠したいわゆるミラーレスカメラで、タッチ操作や自分撮りといった特徴は継承しつつ、より女性向けを意識したデザインにブラッシュアップされた。ショートムービーを利用した新機能もある。

海外では9月20日に開幕したフォトキナ2016で発表されている。

こだわりのデザイン

ボディカラーはホワイト、ブラック、ブラウンの3色。

同梱のストラップや三角環は、各ボディカラーに合わせたカラーリングを採用。さらに革調素材の表面処理も、各ボディカラーごとに異なるという凝りようだ。

ボディの向かって左肩にはOLYMPUS PENロゴを配置。凹凸のある箔押しとなっている。ロゴの色はホワイトボディおよびブラウンボディはゴールドに、ブラックボディはシルバー。

ダイヤル素材をはじめ金属パーツも多用され、このクラスにしては高級感に配慮しているのがわかる。ボディ上部にはアルマイト処理を施した。

外形寸法は117.1×68.3×38.4mm。前モデルE-PL7からサイズ感は維持している。

質量は326g(本体のみ)、374g(バッテリー、メモリーカード含む)。

純正オプションとして、E-PL7用として発売済みの本革ボディジャケット「CS-45B」および本革レンズジャケット「LC-60.5GL」が利用可能。

既存のライトブラウン、ブラウン、ブラックに加え、11月下旬には、ホワイトの本革レンズジャケット「CS-45B WHT」および本革ボディジャケット「LC-60.5GB WHT」が追加される。

自分撮り向けの下開き式液晶モニター

E-PL7に続き、液晶モニターには3型約104万ドットのタッチパネル式下開きタイプが採用された。

下方に180度展開する珍しい方式で、オリンパスでは「指の写り込みを気にせず、快適に撮影を行える」としている。ボディ前面のグリップについても、自分撮りを意識した形状という。

モニターを下開き状態にすることでセルフィーモードになる。セルフィーモードでは、シャッターボタン、eポートレートボタン、カスタムセルフタイマー切り替えボタンに加え、新たに明るさ調整ボタン、クリップス(後述)選択ボタン、動画撮影ボタンが表示される。3軸ボディ内手ブレ補正も自分撮りに役立ちそうだ。

ちなみにこの液晶モニターは、上方向にも80度開く。

H.264によるフルHD動画記録に対応。E-PL7に続き、アートフィルタームービーも楽しめる。4種類のムービーエフェクトの適用も可能。複数の短い動画を組み合わせ、エフェクトやBGMを加えて1本の動画にする「クリップス」が追加された。BGMはダウンロードが可能だ。

撮像素子をはじめ、主なスペックはE-PL7と共通している。

有効画素数1,605万の4/3型Live MOSセンサー。画像処理エンジンはTruePic VII。設定可能な感度はISO200-25600。

最高シャッター速度は1/4,000秒。

連写性能は約7.4コマ/秒、約8.5コマ/秒(IS OFF時)。

記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。UHS-Iをサポートする。

バッテリーはBLS-50。E-PL7と同様、約350枚の撮影が可能。

Wi-Fi機能も備える。スマートフォンからのリモート撮影も行える。

ストロボは非搭載。小型の外付けストロボ「FL-LM1」が付属する。オリンパスワイヤレスRCフラッシュシステムにも対応している。

EVFは内蔵していない。外付けEVFの「VF-2」「VF-3」「VF-4」が装着可能。