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ソニー「α99 II」国内正式発表

有効4,240万画素で12コマ/秒 動体に強いAマウントフラッグシップ

ソニーは9月28日、レンズ交換式デジタルカメラ「α99 II」を日本で11月に発売すると発表した。価格は未定。

フォトキナ2016で発表され、当初日本での発売がアナウンスされていなかった製品。ソニーAマウントボディのフラッグシップモデルと位置付けられる。

従来モデル「α99」につづき、ソニーAマウントおよびトランスルーセントミラーテクノロジーを採用する。

撮像素子は、有効約4,240万画素の35mmフルサイズ裏面照射型Exor R CMOSセンサー。感度はISO100-25600。拡張時の上限はISO102400。

新開発79点の専用位相差AFセンサーに加え、像面位相差AFを組み合わせたハイブリッド位相差検出AFシステムを採用。また、AF/AE追従フル画素で12コマ/秒の連写が可能という、動体に強い仕様となっている。さらにバッファの増強により、連写HI+/JPEGファイン記録時であっても、約64枚の連続撮影に対応する。

画像処理エンジンはBIONZ X。新開発のフロンドエンドLSIも搭載した。

EVFは120枚/秒駆動、倍率0.87倍のXGA OLED Tru-Finder。

背面には3型チルト式の液晶モニターを装備。ドット数は112.8万。ボディ上面にも情報表示パネルを備えている。

動画関連も強化されている。画素加算のない全画素読み出しによる4K動画記録が可能。4Kに必要な2.4倍の画素数を読み出して、オーバーサンプリング処理を行うという。最大5倍のスローモーション記録も可能だ。

記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード(UHS-I対応)。加えて、メモリースティックPROデュオ/PRO-HGデュオ/マイクロ(M2)も利用できる。

バッテリーはNP-FM500H。撮影可能枚数は、ファインダー使用時約390枚、液晶モニター使用時約85分。

Wi-Fi、NFCに対応。Bluetooth経由での位置情報取得も可能という。

ボディはフルマグネシウム合金。防塵防滴に配慮した設計としている。グリップの形状も見直した。

外形寸法は約142.6×104.2×76.1mm。質量は約770g(本体のみ)。